昨日の敵は今日の友…E・メンディが明かすカンテとの秘話「美しいことだ」

2022年2月22日(火)18時2分 サッカーキング

E・メンディ(右)とカンテ(左) [写真]=Getty Images

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 チェルシーのセネガル代表GKエドゥアール・メンディが、自身の道程について明かした。22日付でチェルシーの公式サイトが伝えている。

 現在29歳のE・メンディは2011−12シーズンにシェルブール(当時フランス3部)でキャリアをスタートさせる。同クラブ退団後は無所属の時期が続いたが、2015年にマルセイユ(Bチーム)へ入団。2016−17シーズンからは当時2部リーグに所属していたランスへ活躍の場を移すと、2017−18シーズンのリーグ戦34試合に出場し、リーグ・アン昇格に大きく貢献した。その後、レンヌへ移籍した同選手は2019−20シーズンのリーグ・アンで9試合のクリーンシートを達成。E・メンディの活躍に呼応するようにレンヌもリーグ・アン3位フィニッシュを成し遂げ、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得した。

 2020年夏にチェルシーへ加入したE・メンディは同シーズンのCL決勝戦でも先発出場すると、マンチェスター・Cの攻撃陣を無失点に抑え、同クラブは9年ぶりの“ビッグイヤー”戴冠。今シーズンも公式戦27試合に出場しているE・メンディは、今年1月に行われたアフリカネーションズカップ(AFCON)でもセネガル代表の同大会優勝の立役者となった。

 2012−13シーズンのフランス3部リーグでE・メンディは、現チームメイトのフランス代表MFエンゴロ・カンテが所属するブローニュと対戦。同試合は0−2でブローニュに軍配が上がったが、8年後にチェルシーでともにプレーしていることについて、E・メンディは「そのことについては何度も話し合ったよ。それはいいこと。正直、このクラブで自分と同じカテゴリーでプレーしていた選手をもう一人見つけるのは夢のような話」と告白。さらに「ここで彼を見つけて、一緒にトロフィーを獲ることは美しいことだよ」と胸中を明かした。

 シェルブール退団後、1年間の無所属が続いたE・メンディは「“仕事を続けること” “自分の仕事に信念を持つこと” “自分を信じること”とだけ言いたいね」と垂訓。また「自分の力を発揮できるチャンスがあったら、それを掴んで、抱きしめて、毎日もっともっと成長すること。クラブを見つけることは大きなスタートだけど、歩み続けるのは最も難しいことだと思う。最初の競争は自分自身との戦いだから、昨日よりも良くなっている必要があるし、常に向上心を持たなければならない」と自身の見解を口にした。

 最後に、E・メンディは「ここ数日、ここ数週間でいいことがたくさんあった。もちろん、代表チームとチェルシーでの成功は本当に嬉しいし、誇りに思う」と万感。それでも「今週とこれから大きな試合がたくさんあるから、祝っている暇はない。次の試合に集中している。シーズン後にはお祝いをする時間があるだろう」と22日に行われるCL・ラウンド16ファーストレグ リール戦へ意気込みを示した。

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