LASK中村敬斗にセリエAから関心。移籍金はG大阪から加入時の10倍以上か

2023年2月24日(金)4時30分 FOOTBALL TRIBE

中村敬斗 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪でプレーしていたFW中村敬斗は、現在オーストリア1部LASKリンツの主力選手として活躍。プレミアリーグのリバプールやMF三笘薫擁するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCからの関心が報じられる中、ここにきてセリエA(イタリア1部)移籍の可能性が報じられている。


 同選手は2021年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍。2021/22シーズン途中から出場機会を確保すると、今季はここまでオーストリア1部リーグ戦で19試合中17試合に先発出場して10ゴール5アシストをマーク。今月19日のダービーマッチでは敗色濃厚の試合展開の中、終了間際の劇的ゴールでチームに勝ち点1をもたらしている。


 そんな中村敬斗は昨年8月に、LASKリンツと新たに2025年6月までの契約を結んでいる。しかし今年に入ってオランダ1部PSVアイントホーフェンやベルギー1部KRCヘンク、FW伊東純也(29)擁するスタッド・ランス、それにブンデスリーガ(ドイツ1部)アウクスブルクからの関心が伝えられている。


 また英紙『テレグラフ』は先月30日に「リバプールとブライトンは、今シーズン中村敬斗を見るために定期的にスカウト陣を送り込んでいる」と報道。イギリス国内では、リバプールの中村敬斗獲得待望論が沸き起こっている。


 そんな中、イタリアメディア『カルチョメルカート』は「中村敬斗はヨーロッパで最もエキサイティングなウインガーのひとりであることを証明し続けている。セリエAの多くのクラブがこの日本人選手に目を光らせている」とリポート。


 「彼にとってオーストリア1部リーグでのプレーは、キャリアのほんの一部にしか過ぎない。今季終了後に、新たな一歩を踏み出すことになる」と、今季限りでのLASKリンツ退団が濃厚との見方を示している。


 また同選手の市場価値を500万ユーロ(約7億2000万円)と伝えた上で「彼のポテンシャルの高さから、LASKリンツはより高い金額を求める可能性が高い」と主張。LASKリンツ幹部は同選手との契約に解除条項が盛り込まれていないことを明かしていることから、LASKリンツの歴代最高売却額である350万ユーロ(約5億円)を更新するものとみられている。


 なお『カルチョメルカート』は、LASKリンツが中村敬斗獲得でガンバ大阪に支払った移籍金額を50万ユーロ(約6500万円)と伝えている。リバプールをはじめ複数クラブによる争奪戦も予想されるだけに、LASKリンツは同選手を獲得時の10倍以上の金額で売却することになりそうだ。

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