精彩を欠いたリヴァプール、パレスの本拠地でスコアレスドロー…プレミア3連勝を逃す

　プレミアリーグ第25節が25日に行われ、リヴァプールが敵地でクリスタル・パレスと対戦した。

　現在プレミアリーグ2連勝を遂げ、来季のチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得に望みを繋いだリヴァプールだったが、21日に行われたCL・決勝トーナメント1回戦（ラウンド16）ファーストレグのレアル・マドリード戦では本拠地『アンフィールド』で2−5と大敗を喫した。ショッキングな敗戦から中3日で迎える今節、対戦相手のクリスタル・パレスは直近のプレミアリーグで2試合ドローが続いており、7試合白星から見放されている。プレミアリーグ3連勝を飾り、CLのショックを払拭したい。

　リヴァプールは前述のレアル・マドリード戦からスターティングメンバーを4名変更。ディオゴ・ジョッタやジョエル・マティプが先発に戻ってきた。一方、クリスタル・パレスはアルベール・サンビ・ロコンガやジョルダン・アイェウらがスタメンに名を連ねている。

　試合は両チーム大人しいスタートとなる。リヴァプールは10分にモハメド・サラー、18分にジョッタがフィニッシュまで持ち込んだものの、ゴールとはならなかった。対するクリスタル・パレスは42分、左サイド高い位置でトレント・アレクサンダー・アーノルドと入れ替わったジェフリー・シュルップがマイナスへと折り返し、ペナルティエリア内でジャン・フィリップ・マテタが左足を振ったものの、シュートはクロスバーに嫌われる。結局、前半はこのままスコアレスで終了した。

　後半に入ってもなかなかリヴァプールのギアは上がらない。攻撃ではなかなか良い形を作り出せず、クリスタル・パレスに押し込まれる時間帯も。それでも80分、敵陣で相手のバックパスを狙っていたサラーが一気にスピードアップし、ペナルティエリア手前からスルーパス送る。抜け出したコーディ・ガクポが飛び出してきたGKを浮かすシュートを狙ったものの、これは枠を捉えることができなかった。

　最終的に試合はこのままタイムアップ。リヴァプールは90分間を通してなかなか効果的に相手ゴールを脅かすことができず、プレミアリーグ3連勝を逃した。一方、クリスタル・パレスは3試合連続のドローとなっている。

　この後、リヴァプールは3月1日に第7節延期分のウルヴァーハンプトン戦に臨む。次節は5日にホームで開催されるマンチェスター・U戦だ。一方、クリスタル・パレスは4日に敵地で次節のアストン・ヴィラ戦が予定されている。

【スコア】
クリスタル・パレス　0−0　リヴァプール

【得点者】
なし