審判の質“低下”の要因は『VAR』? アトレティコ会長が持論を展開「彼らがそれを理解しようとしない限り…」
2025年2月26日(水)1時6分 サッカーキング
アトレティコ・マドリードのセレソ会長 [写真]=Getty Images
現在、レアル・マドリードの複数の試合をめぐって一部の判定が大きな話題を呼んでいるラ・リーガ。1日の『第22節エスパニョールvsレアル・マドリード』ではキリアン・エンバペに対するカルロス・ロメロのタックルが問題視され、非常に危険なプレーをイエローカードのみで対処した主審とVAR担当審判員に処分が科された。
また、翌週に開催された『第23節レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード』戦後には、PKに関する判定にルーカス・バスケスが不満を表明。一方、苛烈な審判批判を行うレアル・マドリードをラ・リーガのハビエル・テバス会長が提訴するなど、両陣営の緊張感が高まっている。
審判のレベルについて質問を受けたアトレティコ・マドリードのセレソ会長は、「審判も人間であり、ミスをすることもあれば正しい判断をすることもある」とレフェリー陣を擁護。「私たちがすべきことは、彼らを批判せず公平に仕事をさせることだ」と過度なバッシングの抑制を促した。
さらに、同会長は審判の質を低下させる要因について持論を展開。「それ(要因)はVARだ」と判定をサポートするテクノロジーがレフェリーのレベルを損ねていると述べつつ「しかし、彼らがそれを理解しようとしない限り、私たちはプレーを続けるしかない」と審判側に向けても警鐘を鳴らしている。