B1リーグ・シーホース三河、ホームで大阪エヴェッサと白熱の戦い、1勝1敗の痛み分けに終わる

2024年3月3日(日)20時0分 ココカラネクスト

 シーホース三河は3月1日(金)、2日(土)、ホームのウィングアリーナ刈谷で大阪エヴェッサと2連戦を行った。

バイウィーク明け初戦、長野、西田、レイマンも欠く中、連動したチームディフェンスで大阪の出鼻をくじき、久保田、ガードナー、オーガストがアグレッシブなプレーで牽引。終始主導権を握り、危なげない勝利を飾った。

連勝を狙ったGame2。序盤から攻守にアグレッシブなプレーを見せる大阪に苦しめられる。ガードナー、オーガストがファウルアウトとなる劣勢の中、“大青援”の後押しを受け最後まで追撃するが、追いつくことができなかった。

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—試合結果—
2024年3月1日(金)
三河 〇 73 – 61 ● 大阪
(三河通算成績 26勝14敗)

1Q 三河 24–14 大阪

集中した守備から多彩なオフェンスを展開して10点リードの好発進

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。

大阪に先制されるが、#54ガードナーと#0オーガストがアリウープを決めて会場は一気にヒートアップ。

立ち上がりからハードなディフェンスで大阪を苦しめて、#11久保田のファストブレイク、1on1の連続得点で主導権を握る。チームでボールをシェアしてズレを作り出し、#0オーガストの3Pシュート、#43イのアタック、#54ガードナーのバスケットカウントで14-5と点差を広げる。

大阪は#14橋本の3Pシュートで対抗するが、#0オーガストのスティールから#11久保田が3Pシュートを射抜いて流れを渡さず、残り3分、#0オーガストのアタックでリードを二桁に。その後も#54ガードナーがディフェンスリバウンドからプッシュしてフリースローを獲得、#18角野のドライブ、#0オーガストの合わせと多彩なオフェンスを展開し、10点リードで幸先の良いスタートを切る。

2Q 三河 41–30 大阪 (三河 17–16 大阪)

ガードナーを中心にオフェンスを展開。二桁リードで後半へ

スタートは、#0オーガスト、#1中村、#18角野、#32シェーファー、#43イ。

#54ガードナーがペイントアタックからリバウンドとフリースローをもぎ取る強さを見せつける。オールコートでプレッシャーをかける大阪に対して#54ガードナーを起点にオフェンスを組み立て、#1中村のカットイン、#54ガードナーのアタックで得点を重ねる。

大阪は#32カロイアロ、#21ロングの個人技で反撃するが、集中したディフェンスで24秒バイオレーションを誘発するなど大阪にリズムを作らせない。#0オーガストのアタック、#11久保田の3Pシュートで返上し、残り31秒に#27石井が3Pシュートを射抜いて、41-30と二桁リードを保ってハーフタイムに入った。

3Q 三河 61–47 大阪 (三河 20–17 大阪)

久保田がアグレッシブにオフェンスを引っ張る

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。

#27石井の3Pシュートで先制。ファストブレイクから失点するが、#54ガードナーのフェイダウェイで流れを渡さない。

大阪#32カロイアロの連続得点で一桁点差に追い上げられるが、すぐに#0オーガストが1on1からバスケットカウントを獲得して二桁リードを取り戻す。

しかしその後はテンポの良いボールムーブでオープンを作りながらもシュートを決め切ることができず、残り4分に大阪#35鈴木の3Pシュートで再び一桁点差に追い上げられる。

タイムアウトで修正し、#54ガードナーの3Pシュート、#11久保田のアタックで勢いを取り戻すと、その後も#11久保田はカットイン、ドライブとアグレッシブなプレーでオフェンスを牽引。

終了間際に大阪#7西川に3Pシュートで返上されるが、オフェンスリバウンドで粘って#1中村がブザービーターの3Pシュートを突き刺し、14点リードで最終Qへ。

4Q 三河 73–61 大阪 (三河 12–14 大阪)

最後まで集中したディフェンスで主導権を握り、12点差で快勝

スタートは、#1中村、#18角野、#32シェーファー、#43イ、#54ガードナー。

#54ガードナーのリバウンドで先制。大阪#21ロングのリバウンド、#31木下のファストブレイクで反撃を許すが、#32シェーファーのスティールからファストブレイクで#0オーガストが得点。さらに#18角野が力強いドライブでこじ開けてバスケットカウントを獲得し、開始4分に#0オーガストのオフェンスリバウンドで70-51と19点のリードを得る。

大阪は#32カロイアロの3Pシュートで粘るが、#54ガードナーの3Pシュートで返上。以降は得点が止まるも、最後まで緩みのないディフェンスを継続し、大阪に主導権を与えることなく12点差で快勝した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

スタートから良い形で入れたと思います。特に、#11久保田選手がアグレッシブにチームオフェンスをセットアップしてくれたと思います。ペイントタッチからの3Pシュートという自分たちの持つ形を出してくれました。

もちろん、#0オーガスト選手、#54ガードナー選手も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、チーム全体として、ディフェンスから得点するということがしっかりできました。

我々はディフェンスから全てが始まるチームだと思っているので、今日はそういったことが表現できたと思います。

-このバイウィーク、チームとして注力した点を教えてください。
特に大きな変更は行いませんでした。心身ともにリフレッシュすること。また、これからの21試合は短距離走のような状況になるということを理解することでした。

選手・スタッフも含めて自分たちのひとつひとつのレベルを1段階上げるということに注力しました。

—試合結果—
2024年3月2日(土)
三河 ● 75 – 88 〇 大阪
(三河通算成績 26勝15敗)

1Q 三河 17–22 大阪

大阪のハードなディフェンスに苦しみ、5点ビハインド

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。

ターンオーバーからのスタートとなり、大阪#21ロングの連続得点で先手を取られる。

オフェンスリバウンドをつないで#11久保田が3Pシュートを沈めるが、大阪#20合田の3Pシュートを返上され、開始3分に#32カロイアロの合わせで3-9とリードを広げられる。

タイムアウトで立て直しを図るも、3Pシュートを決め切ることができない重苦しい展開が続く。開始4分半、#54ガードナー、#0オーガストと細かいパスワークからカットインした#27石井がバスケットカウントをもぎ取って反撃の狼煙を上げると、#18角野、#27石井の連続3Pシュートで12-15と3点差に迫る。

大阪のハードなディフェンスに苦しみながらも積極的にリングに向かい、#54ガードナーがパワーアタックでバスケットカウントを獲得。大阪#14橋本の3Pシュートで突き放されるが、#43イがフリースローで加点して離されない。しかし終了間際に大阪にファストブレイクを許し、5点ビハインドで1Qを終える。

2Q 三河 36–48 大阪 (三河 19–26 大阪)

大阪に高確率に3Pシュートを決められ、12点のビハインドで折り返し

スタートは、#1中村、#18角野、#32シェーファー、#43イ、#54ガードナー。

大阪#7西川がフリースロー、3Pシュートと連続で決めれば、#43イが3Pシュート、フリースローでやり返す。両者のプライドがぶつかり合う激しい立ち上がりとなる。

#0オーガスト、#11久保田らがアグレッシブにリングアタックするも決め切ることができず、大阪#8多嶋、#31木下に立て続けに3Pシュートを決められて11点のビハインドを作られる。

#54ガードナーのバスケットカウント、#16西田のフリースローで得点を重ね、ディフェンスリバウンドから走る展開に持ち込んで#0オーガストが3Pシュートを決め切り32-37の5点差に追い上げる。

大阪#20合田の3Pシュートで引き離されるが、#0オーガストがアタックからフリースロー、#43イのアウトサイドシュートで追随する。しかし残り1分から大阪に連続でバスケットカウントを決められ、リードを12点に広げられる。

3Q 三河 57–68 大阪 (三河 21–20 大阪)

追いかける展開が続くが、全員で粘り強く追随する

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。

大阪#21ロングのリバウンドで先制されるが、#0オーガストの力強いアタック、#43イの3Pシュートとバスケットカウントの連続得点で一桁点差に盛り返す。 大阪も#21ロングのダンクで対抗するが、#43イと#54ガードナーのコンビプレーで得点。粘り強いディフェンスで24秒バイオレーションを誘発すると、#27石井がリバウンド、3Pシュートで連続得点を奪って51-57の6点差に詰め寄る。満員のアリーナも“大青援”で反撃ムードを加速させる。

しかし残り4分半、#0オーガストが4つ目の個人ファウルでベンチに下がると、大阪にインサイドを強調されて再び二桁リードを作られる。さらに残り1分半にミスから大阪#32カロイアロにファストブレイクを許して15点のビハインドに。劣勢を強いられるが、#54ガードナーのゴール下、#18角野のリバウンドでつなぎ、#43イがディフェンスでハッスルしてチームの士気を上げて、最終Qを迎える。

4Q 三河 75–88 大阪 (三河 18–20 大阪)

外国籍2人がファウルアウトする中、最後まで戦うも逆転ならず

スタートは、#0オーガスト、#1中村、#11久保田、#32シェーファー、#54ガードナー。

開始早々、#54ガードナーがファウルアウトとなる緊急事態に。それでもディフェンスで我慢し、ファストブレイクから#0オーガストが得点。#43イのドライブ、#0オーガストのフリースローで点差を詰めていく。

15点ビハインドで迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#27石井が#0オーガストのゴール下、#18角野の3Pシュートをお膳立て。さらに#11久保田、#18角野と連続で3Pシュートを決めて、2分を残して9点差まで猛追する。大阪のインサイド攻撃に苦しみながらも、#0オーガストがブロックショットで奮闘する。最後まで諦めず戦う選手を、観客も割れんばかりの”大青援“で後押しする。しかし残り1分、#0オーガストもファウルアウトとなり、さらに苦しい状況に。それでもオールコートでプレッシャーをかけて、スティールから#11久保田が得点するが、反撃もそこまで。75-88で敗れ、連勝を飾ることはできなかった。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

試合の入りから、ディフェンスがあるべき姿ではなかったです。

そこからペイントエリアからのポイントだったり、ペイントタッチからの3Pシュートという、自分たちがやられてはいけないことをやられてしまい悔やまれる試合でした。

ただ、60試合という長いシーズンではこのような試合になってしまうことはどのチームでもあることだと思います。我々はこういった試合から学んで、次に繋げることを続けていきたいと思います。

ココカラネクスト

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