支配下勝ち取った!阿部巨人で育成→支配下→勝利の方程式入りが期待される逸材とは

2024年3月6日(水)15時0分 ココカラネクスト

京本は勝ちパターンの一角を務めることも期待されている(C)産経新聞社

 開幕まで1か月を切り、育成から支配下を目指す選手たちの争いにも注目が高まる中、巨人は3月6日に3年目育成右腕の京本真、2年目育成内野手の中田歩夢の支配下登録を発表した。京本の背番号は「99」、中田の背番号は「95」となった。

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 まずは京本だ。21年の育成7位。明豊(大分)では3年春のセンバツ準優勝を果たした。元々潜在能力の高さは認められながら、入団当時は線の細さが目立ったが、2シーズンでしっかりトレーニングを積み、一回り大きくなった。

 キャンプは2軍スタートながら2月11日の紅白戦で152キロをマークするなど存在感を示し、そのまま1軍に合流。189センチの長身から繰り出される角度のついた150キロ超の剛速球が注目される。ファームコーチ時代から見守ってきた杉内俊哉1軍チーフ投手コーチも成長を認めており、台湾で3日に行われた楽天モンキーズ戦でも9回を任され、無失点で収めた。ここまで実戦5試合で5回1安打無失点と、着実に結果を積み上げてきており、支配下→勝利の方程式入りの黄金パターンも浮上している。

 またもう一人の内野手、22年育成4位入団の中田といえば、昨年の秋季練習で小柄ながらパンチ力ある打撃が見出だされ、阿部慎之助監督から連日指導を受けるなど注目を集めた。

 評価を高めたのは、2月の紅白戦のプレーにもあった。2月11日に行われた紅白戦に紅組の「9番・遊撃」で先発出場した中田は3回先頭で右中間にヒットを放つと、中堅手の動きを見ながら二塁にヘッドスライディングを敢行。足を絡めた攻撃を目指す指揮官の目に留まり、試合後に絶賛された。堅実な守備も認められており、支配下を勝ち取った形だ。

 これで支配下は65人、残り5枠となった。積極的な若手起用を進めるチームにおいて、今回の2人の昇格はほかの背番号3桁組の選手にも希望を与えるものとなりそうだ。

 まさにチームスローガン通り「新風」を吹き込む存在として、今後の活躍が期待されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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