エクセラー8が2022年仕様車2台分をお披露目。強力“トム”ペアは爽やかなホワイト&ブルーに/BTCC

2022年3月8日(火)6時45分 AUTOSPORT web

 2022年より電動化に向け舵を切るBTCCイギリス・ツーリングカー選手権で、シリーズ参戦3年目を迎える『ヒュンダイi30ファストバック Nパフォーマンス』を走らせるエクセラー8モータースポーツは、4台体制のうち2台分となる2022年仕様車両を公開。エースのトム・イングラムと、新加入トム・チルトンの“トム”ペアがドライブする2台は、新たにイギリス国内の自動車販売網ブリストル・ストリート・モータースの支援を受け、爽やかなホワイト&ブルーのカラーリングに一新された。


 共通ハイブリッド機構導入初年度となる2022年に向け、体制強化を図ったヒュンダイ陣営のエクセラー8は、ここ数年チームスポンサーの役割を果たしてきた地元カーディーラーをメインパートナーに迎え、エントリー名も装いを新たにブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8トレードプライスカーズ・ドットコムとして参戦する。


 残る2台の体制はまだ明らかにされていないものの、こちらのうち1台はもうひとりの移籍加入組であるダン・ロイドがステアリングを握るなど、4台体制全体でのチーム力底上げが期待されている。


「2022年シーズンに彼らの本格参与が実現したのは本当にエキサイティングだ。確立されたブランドがBTCCの熱狂に関与したいと望み、我々が費やしているすべてのハードワークの価値を証明してくれるのは素晴らしいことだ」と語ったイングラム。


「新しいブリストル・ストリート・モータースのカラーリングは、このクルマにとてもフィットしていて見栄えが良いと思う。昨年学んだことすべてを踏まえて、好調なままシーズンを始めることを楽しみにしている」


 一方、新たなチームメイトに就任したチルトンは、エクセラー8での初仕事に先立ち今季の愛車が華々しくお披露目されたことを「とてもうれしく思う」と挨拶した。

イギリス国内の自動車販売網ブリストル・ストリート・モータースの支援を受け、爽やかなホワイト&ブルーのカラーリングに一新された
カラーの切り替えし部分には、オレンジのアクセントカラーも入れられた


■ブリストル最高経営責任者も“トム”ペアに期待


「モータースポーツがスポンサーシップに依存していることは誰もが知る事実だが、ブリストル・ストリート・モータースのような実績ある自動車関連企業が、こうしてBTCCプログラムに参加するのは素晴らしいことだ」と続けたチルトン。


「今季、エクセラー8モータースポーツに加入し、パートナー企業である彼らと仕事をする機会に興奮している。彼らが業界の専門分野でトップ企業であるのと同じように、僕とトム(・イングラム)が1年先のチャンピオンシップを目指して戦えることを願っている」


 チームとともに2年目を迎えるイングラムは、移籍初年度からヒュンダイのマシン熟成で手腕を発揮し、年間3勝を挙げてタイトル戦線に顔を出し、最終的にランキング4位でシーズンを終えている。


 一方のチルトンも2002年に17歳でBTCCデビューを飾ると、WTCC世界ツーリングカー選手権への挑戦を挟み、キャリア通算400戦以上の出走数を誇るなど、豊富な経験を持ち合わせている。


 今回ノッティンガムのヒュンダイ・ディーラーで実施されたラウンチでは、ブリストル・ストリート・モータースの最高経営責任者であるロバート・フォレスターも登壇し、改めて「トム・イングラムとトム・チルトンをサポートすることを本当に楽しみにしている」と期待を込めた。


「エクセラー8の一員であることに加えて、彼らはほかの優秀なドライバーを代表するレベルで、このスポーツの主要な名前であり続けてきた。その才能により、彼ら全員がBTCCでの確かなプレゼンスを感じさせてくれるはずだ」と語ったフォレスター。


「2022年度のカレンダーは本当にエキサイティングなもので、開幕戦となる4月23〜24日のドニントンパークが待ち切れない気分だ!」

2021年はFRのBMW330i M-Sportをドライブしたトム・チルトンだが、2022年はひさびさのFF回帰に
4月23〜24日の開幕戦ドニントンパークを前に、3回のオフシーズン合同テストが計画されている

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