「大谷の前にどれだけ塁に出られるか」元WBC戦士が侍打線を分析!キーマンに指名された選手とは

2023年3月8日(水)19時53分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 いよいよ開幕を迎える野球世界一決定戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。過去2回、世界一を掴んでおり、今大会も優勝候補に挙げられている侍ジャパンは3月9日、初戦の中国戦を戦う。

 7日には大会前最後の強化試合となるオリックス戦に挑み、9−1で大勝している。この試合は、打撃陣の中で結果を残せていなかった村上宗隆(23)、山川穂高(31)の両スラッガーにも本塁打が出たことで、大会に向けての好材料として捉えられる内容となった。

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 メジャーリーガーが加わり厚みを増し、NPBのトッププレーヤーも復調の兆しをみせたことで期待通りのパフォーマンスを披露した侍ジャパンの打撃陣。本大会を目前にし、球界OBもこの日の結果で太鼓判を押しているようだ。

「打順変更がものの見事にハマった」

 オリックスとの強化試合の内容をそう振り返るのは現役時、ロッテで長く活躍し、第1回WBCにも出場した里崎智也氏だ。自身のYouTubeチャンネル『Satozaki Channel』を3月7日、侍ジャパン対オリックスの試合終了後に更新、中継解説での感想も交えながら、試合内容の分析を行っている。

 この日、初回に待望のスリーラン本塁打を放った村上に対し、里崎氏は「打順を6番に下げたことが功を奏した」として、前日の阪神戦では大谷翔平(28)の次、4番だったことが重圧になっていたと指摘。本大会でも村上はこのまま6番での起用が濃厚であると見込みを述べている。

 また吉田正尚(29)を4番に入れ、2回に満塁からタイムリーを打ったことで「このままの打順で行くんじゃないかな」として、吉田の4番起用も予想。さらに打線に関しては「重要な場面では満塁でも大谷の敬遠もあり得る」と語りながら「大谷の後ろを打つ打者が重要」と主張した。

 さらに打撃陣のキーマンとして近藤健介(29)を挙げ「宮崎(キャンプ)から状態が良い。オリックス戦でも1打数1安打、四球も選んだ。必ずと言っていいほど、チャンスメイクしている」と評価。また「大谷の前にどれだけ塁に出るか。打線でのキーポイントとなる」として、強化試合2試合で6度出塁を果たした近藤の存在を強調した。

 里崎氏は「中日戦は打線が湿りがちだったものの、30人集まって行われた阪神、オリックスとのゲームでの結果で良い形で本戦に向かうことができる」と総括。本大会へ向け、期待を滲ませていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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