阪神まさかの球団ワーストのオープン戦8連敗 気になる兆候と心配される”負けぐせ”とは

2024年3月9日(土)17時53分 ココカラネクスト

リーグ連覇を目指す岡田監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は3月9日に行われたヤクルトとのオープン戦(甲子園)に2ー5と敗れ、これでオープン戦はワースト記録を更新する勝ち星なしの8連敗となった。

【動画】阪神セットアッパーの岩貞が7回に打ち込まれた場面

 前日は4失策の守乱が話題となる中、この日は2−2の同点の7回のマウンドにあがった岩貞祐太が誤算だった。先頭の増田珠にいきなり四球を与えると続く松本直樹の投ゴロ処理をあせり二塁への悪送球でピンチを招く。さらに続く赤羽由紘に四球で満塁となると、浜田太貴に押し出しの死球を与え、失点。勝ち越しを許すと北村拓己の犠飛、3年目育成外野手の岩田幸宏から中前適時打を浴びるなど、この回3点を失った。

 岩貞といえば、昨季も50試合登板と勝利の方程式の一角を務める勝負左腕。この試合だけで内容は判断できないが、前日は8回から登板した桐敷拓馬も4失策と守乱に足を引っ張られる形で1回6失点の内容だった。

 開幕まで3週間となった中で勝ちパターンが想定される選手の乱調は気がかりな点ではある。

 一方で明るい材料もあった。2点を追う4回には前日に失策をおかした前川右京が右翼への適時二塁打をマーク。さらにこちらも前日に2失策した小幡竜平が犠飛としっかり仕事を果たした。

 投手陣でも5回にドラフト2位の椎葉剛(四国アイランドリーグplus徳島)が前日に引き続き連投で無失点、6回から登板した守護神候補のハビー・ゲラは最速156キロをマークするなど堅調だった。

 ただこの2試合ともミスが重なり、終盤に失点を許す悪い流れが食い止められない。

 いくら開幕までの調整期間とはいえ、オープン戦開幕8連敗は気になるところ。先発オーダーには近本光司、中野拓夢、大山悠輔、佐藤輝明など主軸も並ぶ中の敗戦とあってSNS上でも「ここまで負けると心配」「シーズン前に負けぐせがつかないか」など、”負けグセ”を気になる声もファンの間から出始めた。

 今後は高校野球に明け渡すため、開幕前の本拠地甲子園での試合は10日の巨人戦が最後となる。くしくも伝統の一戦で、投打ともにファンを安心させる戦いが見せられるか。10日のカードも要注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「阪神」をもっと詳しく

「阪神」のニュース

「阪神」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ