“イタリア・ダービー”はユーヴェに軍配！　ディバラの華麗な得点などインテルに2発快勝

　セリエA第26節延期分が8日に行われ、ユヴェントスとインテルが対戦した。

　公式戦237回目の“イタリア・ダービー”は、イタリアでの新型コロナウイルスの流行を受け無観客試合で行わることに。いつもとは異なる空気感の中、前半は一進一退の攻防戦が続く。ホームのユヴェントスは8分、マタイス・デ・リフトが左CKに頭で合わせたが、枠を捉えたシュートは相手GKに防がれる。対するインテルは36分、ラウタロ・マルティネスの落としからマルセロ・ブロゾヴィッチがダイレクトで狙ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。試合はスコアレスで折り返した。

　ユヴェントスは55分、ブレーズ・マテュイディの折り返しから生まれたこぼれ球にアーロン・ラムジーが反応。シュートは相手DFに当たって若干コースが変わり、GKの手をかすめてゴールに吸い込まれた。

　すると67分、途中出場のパウロ・ディバラが魅せる。右サイドでロングフィードを受け中央へ侵入すると、ラムジーとのパス交換で一人剥がし、さらにキックフェイントでもう一人かわす。最後は左足のアウトサイドキックでゴール左下隅へと流し込み、ユヴェントスに追加点をもたらした。

　伝統の一戦はこのまま終了し、ユヴェントスは通算108勝目（58分71敗）に。1試合未消化のインテルとの勝ち点差は「9」に開き、今週試合のなかったラツィオを抜いて再び首位に浮上した。

【スコア】
ユヴェントス　2−0　インテル

【得点者】
1−0　55分　アーロン・ラムジー（ユヴェントス）
2−0　67分　パウロ・ディバラ（ユヴェントス）

【スターティングメンバー】
ユヴェントス（4−3−3）
シュチェスニー；クアドラード、デ・リフト、ボヌッチ、A・サンドロ（77分 デ・シリオ）；ラムジー、ベンタンクール、マテュイディ；D・コスタ（59分 ディバラ）、イグアイン（80分 ベルナルデスキ）、C・ロナウド

インテル（3−5−2）
ハンダノヴィッチ；シュクリニアル、デ・フライ、バストーニ；カンドレーヴァ（74分 ガリアルディーニ）、ベシーノ、ブロゾヴィッチ、バレッラ（59分 エリクセン）、ヤング；R・ルカク（77分 A・サンチェス）、L・マルティネス