【巨人】激化する外野手争いにまたも楽しみな選手が! 注目集めるプロ2年目の「右の好打者」とは

2024年3月12日(火)17時54分 ココカラネクスト

萩尾は俊足巧打の外野手として期待を集める(C)産経新聞社

 巨人は3月12日に行われたソフトバンク戦(鹿児島)に2−3と敗れた。

 敗戦の中でも光ったのは「6番・右翼」で先発出場した萩尾匡也だった。

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 1点ビハインドで迎えた4回2死一塁の打席、相手先発・石川柊太のパワーカーブを捉え、レフトポール直撃の弾丸2ランを放った。これがオープン戦1号。萩尾は9日のオリックス戦でも5回二死満塁の場面で代打で送られ、阿部翔太の真ん中低め直球を捉えて2点適時打をマーク。勝負強さを示し、この日のスタメン起用につなげた。

 今季の外野のレギュラー争いはし烈を極める。松原聖弥、ドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔(日立製作所)はともにオープン戦打率4割超えと好調をキープ、さらに昨年10本塁打をマークした秋広優人、調子をあげてきた丸佳浩、新外国人のルーグネッド・オドーアも控える。2軍では昨年のドラ1、浅野翔吾も打ちまくるなど、限られた椅子を目指して、誰もが懸命にアピールを続けている。

 萩尾にとっては「ライバルの存在」も背中を押される出来事になったか。11日に発表された電撃トレード。日本ハムから移籍が決まったユーティリティ捕手の郡拓也は内外野守れるとあって、手薄な右打者の外野手枠としても首脳陣が期待をかけている。

 左打者が多い外野手の布陣の中で右打者はオコエ瑠偉と萩尾が現在は目指す開幕1軍に向けてしのぎを削っている状態。貴重な右打者枠とあって、与えられたチャンスでしっかりアピールを果たしたことは今後につながりそうだ。元々シュアな打撃と俊足が持ち味、慶大時代の4年秋にはリーグ三冠王に輝いた実績も持つ。俊足巧打、アベレージバッタータイプだが、この試合のように1発も打てるなどプロ2年目の今季こそ、才能の開花が期待されている。

 ハイレベルな争いが続くことでいよいよ外野のレギュラー争いの座は混沌としてきた。果たして月末29日の阪神戦のオーダーに名を連ねる選手は誰となるのか。引き続き、注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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