スコア改善間違いなし!? 上級者だけじゃなくみんな使える『スリクソン TRI-STAR』! 

2024年3月14日(木)19時17分 ALBA Net

ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか?元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。




【注目ポイント】
ダンロップは、『スリクソン TRI-STAR』を2024年3月15日に発売します。スリクソンは、プロが使うような上級者用というイメージのブランドですが、『スリクソン TRI-STAR』は、一般のゴルファーも使えるボールとして売られてきた歴史があります。

『スリクソン TRI-STAR』のコピーは、“TRI-STAR専用コアでソフトな打感とスピン性能が向上”です。新しい『スリクソン TRI-STAR』は、気合いを感じさせます。第一に、コアが『スリクソン Z-STAR』で採用されている「ファストレイヤー D.G. コア」を専用に開発したものだというのです。ボールの性能の大部分は、コアが担っています。実績もある高性能のコアを使うというだけで、期待が高まります。結果として、『スリクソン TRI-STAR』は、前モデルよりも飛距離性能を落とすことなく、ソフトになって、スピンコントロール性能がアップするということです。

表面で変わったところは、サイドプリントのロゴマークが、新しい「ナビゲートライン」になったことです。ボールをセットするときに、ターゲットを狙いやすくするために機能しますが、コース上でマイボールだとわかりやすいグリーンのプリントとしても機能しそうだと感じました。

『スリクソン TRI-STAR ボール』は、誰が使うべきボールなのか?じっくりと見極めるつもりで試打ラウンドに突入しました。試打した日は、気温は1℃〜7℃。微風。グリーンは10フィートの速さでした。



【打感・打ち応え】
『スリクソン TRI-STAR』の打音は、音量はやや抑えめの大きさで、音質は濡れた鞭系の音が得意です。打ち応えは、やわらかく、手応えは、敏感で、適度な重さも伝わります。


【弾道・球筋・スピン】
『スリクソン TRI-STAR』の弾道は高めの中弾道です。伸びがあるのに前に進む強いボールが打てます。基本的にはストレート系が得意です。スピン性能は、しっかりとかかり、ツアーボールらしいと分類されます。


【飛距離性能】
『スリクソン TRI-STAR』は、トップレベルに飛び、全番手で凸凹がありません。転がりが少ないところは、好き嫌いがあるかもしれません。


【ロマン派ゴルフ作家語る】
『スリクソン TRI-STAR』は、グリーンのボールナンバーとロゴがきれいで、目立ちます。好印象でした。白の発色も良く、女性も使いやすいと推測しました。前モデルまでは、ツアーボールではないけれど、安価なボールよりはワンランク上のボールという立ち位置で、バランスを取っていましたが、どちらかというと中途半端でもったいない印象がありました。新しい『スリクソン TRI-STAR』は、全くといって良いほど変わりました。中途半端な部分が一掃されて、総合力が高いボールとして仕上がっています。

少し前に、ウレタンカバーを使わない第三のツアーボール、というボールが流行りましたが、『スリクソン TRI-STAR』は、遅れてきた第三のツアーボールの一つの完成形です。

特に感心したのは、飛距離性能がアップしたことと、スピン性能も上がったことです。ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーならツアーボールのように機能してくれて、お得に本格的に使えるのが『スリクソン TRI-STAR』だと感じます。個人的にも、試打ラウンド中に、我慢することなくプレーすることが出来ました。正直に書くと、考えていた感じと違っていたので、別のボールを間違って使っているのかと、何度もボールのロゴを確認してしまったほどでした。

『スリクソン TRI-STAR』は、ひと言で書くと、飛んで、止まる、スコアが良くないりやすいボールです。
特に、ヘッドスピードが速くない場合は、『スリクソン Z-STAR』シリーズのボールよりも良い結果が出る可能性が高いといえます。少しでも興味があれば、一度は打ってみるべきなボールです。


【試打アイテムスペック】
『スリクソン TRI-STAR』

構造 3ピース
コア ファストレイヤー D.G. コア
ミッド 「テファブロック」配合 高反発 ソフト ミッド
カバー 高反発 ソフト アイオノマーカバー
ディンプル 強弾道 338 スピードディンプル
カラー ホワイト (他にプレミアムパッションイエロー、ロイヤルグリーン)


【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

◇ ◇ ◇

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