5度目のW杯への“通過点”…37歳・長友佑都が日本代表に復帰「このチャンスをものにしたい」

2024年3月14日(木)14時5分 サッカーキング

約1年3カ月ぶりの代表復帰を果たした長友佑都

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 日本サッカー協会(JFA)は14日、今月のFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選に臨む日本代表メンバーを発表した。

 昨年11月のミャンマー戦とシリア戦では共に5−0の大勝を飾り、FIFAワールドカップおよびAFCアジアカップの出場権獲得に向けて好スタートを切った日本代表。今月行われる第3節と第4節では朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表との2連戦に臨む。第3節は21日に『国立競技場』で、第4節は26日に平壌での開催が決定している。

 森保一監督は板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)や遠藤航(リヴァプール/イングランド)、久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)、上田綺世(フェイエノールト/オランダ)ら主力を順当に選出。そんななか、現在37歳の長友佑都(FC東京)がFIFAワールドカップカタール2022以来の代表復帰を果たした。

 約1年4カ月ぶりに日本代表のユニフォームを着ることとなった長友は「通過点でもあるし、もちろん土俵に立てるのは大事なことですけど、これから厳しい戦いが始まります。代表に残っていかなければならないし、チームに貢献しなければならない。ポジションの競争もありますし、非常に自分の中で危機感が芽生えています。戦いが始まるなという思いです」と率直な感想を口にしつつ、日本代表への熱い思いを次のようにい語った。

「ワールドカップ以降離れていたのでどういう雰囲気、状況かは分からないですけど、15年間代表にいた身としては日の丸を背負うことの重みは誰よりも知っているんじゃないかという思いがあります。みんな海外のすごいクラブでプレーしているので、自信とか色々なものがあると思いますが、代表は別物なので。代表の思いとか重圧、背負うことの大切さとかは、自分の姿勢で示していけたらと思います」

 日本代表としてはこれまで4度のFIFAワールドカップに出場。国際Aマッチでの通算出場試合数は歴代単独2位の「142」を数える。かねてから5度目のワールドカップ出場を目標に掲げている長友は「自分はずっと信じ続けてきました。笑う人もたくさんいましたが、5回目ということを口にしてきましたし、言霊という言葉があるように、言い続けて信じ続ければその道は繋がっていくと自分自身は信じてきたので。色々な高い壁が途中で出てくるし、難しい状況になることもあると思いますけど、信じたら必ずそこに辿り着くということを証明したいです」とコメントしつつ、次のように言葉を続けた。

「ロシアワールドカップの頃からおっさんと呼ばれていましたし、そこからカタールまでの4年間はかなり険しい道のりで、かなり批判を浴びたり叩かれたりしました。それ以上に厳しいものが待っているかと思うと、自分も心して戦わないと全てが台無しになる。そのぐらいかけているものがあります。5回目に行けないのであれば、自分の道も中途半端に終わってしまうと思っているので、このチャンスをものにしたいなと思います」

 また、今回の2連戦の対戦相手でもある北朝鮮についても言及。アウェイでの通算成績は2分2敗の未勝利となっていることを前提に「厳しい雰囲気で練習に取り組んでいかないと足元をすくわれると思います」と警戒感を示した上で、「厳しさは僕が痛いほど経験してきた部分ではあるので、そういったところも後輩たちに伝えたり、自分が姿勢で見せるというところはやっていきたい」と意気込みを語った。

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