スーパーGT、3月27~28日開催の富士公式テストのエントリーが発表。両クラス合計43台が集結

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月15日、富士スピードウェイで3月27〜28日に開催する公式テストのエントリーリストを発表した。両クラス合計43台が参加を予定している。

　4月10〜11日に開催される第1戦岡山を前に、開幕前最後の公式テストとなる富士公式テスト。富士スピードウェイで開催される第2戦、第8戦だけではなく、2021年シーズンの動向を占う意味でも重要なテストとなる。

　15日に発表された富士公式テストのエントリーリストには、GT500クラスが15台、GT300クラスが28台、両クラス合計で43台が顔を揃えた。

　GT500クラスはシリーズエントリーと変わらない15台が参加する。チーム、マシンの顔ぶれは3月6〜7日に行われた岡山公式テストから変化はなく、STANLEY NSX-GTの第2ドライバーには病気療養中の牧野任祐に代わり、岡山テストで搭乗した武藤英紀が登録されている。

　KeePer TOM’S GR Supraの第2ドライバーは、いまだ日本に入国できていないサッシャ・フェネストラズに代わり、GT300クラスのK-tunes RC F GT3のシリーズエントリードライバーである阪口晴南が引き続き登録されている。そのため、K-tunes RC F GT3の第2ドライバーには、岡山公式テストでも搭乗した2020年のFIA-F4チャンピオンの平良響が登録された。

　GT300クラスはアールキューズ AMG GT3を除いた28台が参加を表明している。岡山公式テストを欠席したドライバーが参加するほか、合計6台で第3ドライバーが登録された。

　PACIFIC NAC CARGUY Ferrariは、アジアン・ル・マン・シリーズ参戦のため岡山公式テストを欠席した木村武史がケイ・コッツォリーノとともに参加する。岡山公式テストでは田中優暉と富田竜一郎がステアリングを握った植毛ケーズフロンティア GT-Rは、第2ドライバーにシリーズエントリードライバーの飯田太陽を、第3ドライバーに柴田優作を登録している。

　muta Racing Lotus MCは、2020年シーズンADVICS muta MC86のステアリングを握った小高一斗を、30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはスーパー耐久やポルシェカレラカップジャパンなどで経験を積んでいる上村優太を、第3ドライバーとして登録している。

　また、車両が間に合わず岡山公式テストを欠席したたかのこの湯 GR Supra GTは三宅淳詞、堤優威のレギュラードライバーに加え、土屋武士が第3ドライバーとして登録された。

　なお、arto RC F GT3はジュリアーノ・アレジ、RUNUP RIVAUX GT-Rは内田優大を引き続き、第3ドライバーとして登録している。今回もarto RC F GT3は第2ドライバーが空欄となっており、シリーズエントリーに名を連ねたナタポン・ホートンカムは富士公式テストへの参加を見送るようだ。

■2021年スーパーGT富士公式テスト GT500エントリーリスト（3月15日時点／編集部作成）

■2021年スーパーGT富士公式テスト GT300エントリーリスト（3月15日時点／編集部作成）

※BS：ブリヂストン、YH：ヨコハマ、DL：ダンロップ、MI：ミシュラン