33歳のベッテル「まだまだ時間はある。5度目のF1タイトルも可能」

2021年3月19日(金)11時32分 AUTOSPORT web

 現在33歳のセバスチャン・ベッテルは、年齢は全く気にしておらず、これから長期間F1で走ることができると考えている。状況さえ整っていれば、自身の功績にもうひとつのF1タイトルを追加できる可能性があると、ベッテルは語った。


 フェラーリがベッテルとの契約延長を見合わせたことから、2020年には一時、多くの人々が、彼のキャリアは終わりに向かうのではないかと考えた。しかし4度の世界チャンピオンで53回のグランプリ優勝経験を持つベッテルは、2021年以降もグリッドに留まることを選択し、アストンマーティン・レーシングでの新たな挑戦に乗り出した。


 アストンマーティンが2021年のF1タイトルを争うことはないだろうが、チームオーナーのローレンス・ストロールによる3年から5年の計画では、タイトル争いの一勢力として、確実にF1のトップチーム入りすることが目標に掲げられている。


 ベッテルがいつまでアストンマーティンで走り、頂点に上り詰めるというチームの計画のなかで共に成果を得ることになるのかは、現時点では分からない。しかしベッテルは、自分が新たにタイトルを獲得する可能性は間違いなくあると考えている。

2021年F1プレシーズンテスト1日目 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

「あると思う。歳を取り過ぎてなどいないからね」とベッテルは語った。


「最近では、若手ドライバーではなく年齢が高めのドライバーが参戦してきている」


「年齢の問題ではないと思う。自分に(優れた)マシンとチームがあるかどうかという問題だ」


「僕にはそれがあるし、これまでもあったと思う。世界選手権を制した時は、自分にその能力があるのだと分かり、心から安堵した。その後、なぜタイトルを獲得できていないのかは分からない」


「年齢の点では、僕にはまだ長い時間が残っていると思う。でも、近い将来に状況がどのようになるかということに多少左右されるだろう」

2021年F1プレシーズンテスト2日目 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

 アストンマーティンはメルセデスやフェラーリなどとは異なり、外部からパワーユニット(PU/エンジン)の供給を受けている。そうした立場がチームの不利に働き、世界タイトルを勝ち取ることを不可能にするのではないかと尋ねられたベッテルは、この見解を一蹴した。


「僕はそのことは心配していない。そうした恐れは古い考え方だ」とベッテルは語った。「世界は進んでいる。昔ならその考え方も正しかったと思うけどね」


「メルセデス(アストンマーティンのエンジンサプライヤー)のような企業は、非常に公平な扱いをしてくれるだろう。そして彼らよりも速ければ、負かすことも許されている」


「繰り返しになるが、そういう考え方は時代遅れだ。原則としてね。その考えがどこから来ているのかは分かっているが、僕は心配していない」


「もし僕たちがメルセデスに近いところまで行けたら、それは素晴らしい功績だ。心配するようなことにはならないだろう」


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