【巨人】”渋滞”状態の外野手争いで生き残れる選手は?「求められるポイント」「当落線上の選手」

2024年3月19日(火)12時34分 ココカラネクスト

秋広は開幕1軍に入れるか、し烈な外野手争いに注目が高まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 開幕を目前に控えた巨人でし烈な外野手争いに注目が高まっている。

 3月17日の日本ハム戦(エスコンフィールド)でチームのビジターの遠征8試合が終了。ここまでが「1軍参加制」として2軍の選手にもチャンスを与える時期だったが、競争激化のため、見極めの時期を2試合伸ばして、20日のロッテ戦(東京ドーム)までとした。

【動画】7回に秋広が山崎から4試合連続弾となる10号ソロを放ったシーン

 特にキャンプ当初から「レギュラーは白紙」と打ち出し、競争意識をあおってきた外野手3枠に関しては各選手が次々とアピールを果たしている。

 ドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔は打率4割超え、松原聖弥もオープン戦打率.364、ベテランの梶谷隆幸は合流後即一発を放ち、今季プロ2年目の萩尾匡也もオープン戦1号をマーク。俊足で知られる重信慎之介も途中出場となった試合で適時打をマーク、不振が心配された新外国人のルーグネッド・オドーアもここにきて当たりが出始めた。いわば誰がスタメンで出場してもおかしくないほど高いレベルで競い合っている。

 ただそんな中でも指揮官が求めるキーワードは浮上している。「犠打、進塁打」などチーム打撃がしっかりできるか。たとえ打てなくても淡泊な打撃ではなく打席で粘りを見せ、四球を奪えるか、足をからめた攻撃ができるか、など。昨年までの一発頼みの野球からの脱却を目指す中でフィットできる選手が求められている。

 そんなし烈な外野手争いの中では昨年存在感を示した選手ですら、定位置確保は危うくなっている。昨年10本塁打をマーク、一時はクリーンアップを任されるなど頭角を現した秋広優人は現在ファームで調整中。当初は左翼争いの中核を担う存在として期待されたが、オープン戦はここまで6試合に出場し、打率.125。阿部監督も力を認め、大きく育てたい意向を示しているが、し烈な外野手争いにおいては遅れをとってしまった。このままいけば開幕1軍入りも果たせるかは微妙だ。

 果たして、し烈な外野手争いを勝ち抜き、29日の阪神との開幕戦のスタメン表に名を連ねるのはどの選手となるか。指揮官の判断に注目が高まる。 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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