ジャンボお手製の“素振り棒”を「毎日30回振る」 20歳・小林夢果が持つ“スパイク”仕込みのパワーが規格外だった!

2024年3月21日(木)16時12分 ALBA Net

ジャンボ考案の素振り棒を持つ小林夢果(撮影:ALBA)

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20歳の小林夢果は昨年のQTで8位に入り、今季のレギュラーツアー前半戦の出場権をつかんだ。師匠は尾崎将司。中学校を卒業する頃から「ジャンボアカデミー」に通い、腕を磨いてきた。


飛距離にこだわるジャンボが指導したとあって、小林のパワーは規格外だ。昨年はレギュラーツアー出場が4試合と少ないためランキング外ではあるが、ドライビングディスタンス266ヤードは、1位だった神谷そらの260ヤードをしのぐ。今季のドラディス女王の大本命なのだ。
 
そんな教え子についてジャンボは「バレーボールのアタッカーのようなパワーがある。すごい瞬発力。一番飛ぶんじゃないか?」とポテンシャルを認め、活躍を楽しみにしている。実際、小林は中学時代には「トレーニングの一環で」バレーボール部に在籍していたことがある。ポジションはアタッカーとセンターだった。
 
ゴルフとバレーボールの共通点はあるのだろうか。小林本人に聞いてみると、「ゴルフは右に残してアッパーに打ちます。バレーボールも後ろに残してアタックしていたので、そこは似ていますね」という。続けて「ジャンボ邸のハゴミントンではアタッカーをやっていて、『運動神経いいな』ってジャンボさんに言ってもらいました」と笑う。ハゴミントンとはジャンボ軍団恒例のバレーボールコートで羽子板を行うトレーニングだ。



また、小林のキャディバッグには「これを持っていたらジャンボ邸の人です(笑)」という素振り棒が入っている。ボートをこぐオールと、飛行機のプロペラが組み合わさったような形をした素振り棒は、ジャンボ自らがホームセンターで材料を買って作ったもので、「毎日30回、絶対に振ります」とボールを打つ練習前の日課にしている。
 
クラブより重く、大きな空気抵抗がかかるため、速く振るためには全身の筋肉を使う。だけでなく、「フォローでビュンと大きな音がするように振ると、スイングプレーンが良くなって、インパクトゾーンも長くなる」と小林は話す。バレーボールのスパイク仕込みの瞬発力と素振り棒で鍛え上げた飛距離を武器に、ジャンボアカデミーの先輩たち、原英莉花、笹生優花、西郷真央に続けるか。
 
■小林夢果
こばやし・ゆめか/2003年生まれ、埼玉県出身。21年に18歳でプロテスト合格。167センチの身体から繰り出すドライバーのヘッドスピードは46m/sを誇る



<ゴルフ情報ALBA Net>

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