JFA田嶋会長が感染の経過報告…FIFA会長には東京五輪「予定通り開催」の意向示す

2020年3月20日(金)23時58分 サッカーキング

JFAの田嶋幸三会長 [写真]=Getty Images

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 日本サッカー協会(JFA)は19日、新型コロナウイルスの感染が確認された田嶋幸三会長のコメントを「田嶋会長便り vol.1」と題して伝えた。

 17日に新型コロナウイルスの陽性反応が出た田嶋会長は、まず「多くの皆さんに御心配とご迷惑をおかけしていること、申し訳ありません」とコメントし、「新型コロナウイルスの陽性がわかり2日がたちます。微熱があり、少し肺炎の症状があります。私は少し血圧が高いくらいで、持病もなく、タバコもすいません」と自身の経過を報告した。

「昨日から医師の指示に従って治療を開始しました。そのかいあって、熱は下がり、気分は悪くありません。新しい薬の投与も始まり、一日中検査をしています。すぐに結果の出ることではありませんが、このような積み重ねがこの新型コロナウイルス感染症の治療法開発に活かされるのかと思います。これからできる範囲で情報発信をしていきたいと思います」

 また、FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長からお見舞いの電話を受け、その際に東京オリンピックについて質問があったと報告。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏行われる予定だったEURO2020やコパ・アメリカ2020は1年間延期となり、東京五輪も予定通りの開催を疑問視されているが、田嶋会長は「日本サッカー協会、FIFAカウンシルの立場で、今、変更を決めることはできない。予定通り開催したいと申し上げました。延期などの措置については一切触れませんでした」と返答を明言。

 続けて「ユーロ、コパアメリカなど既に開催日程を変更している大会もありますが、実際、オリンピックのサッカーは23歳以下の大会であることから、技術的に難しい面があることも認めなければなりません。どちらにしても今の意見としてはこの答えしかありません」と説明した。

 そして「最後に、医師、看護師、スタッフの皆さんの献身的な仕事ぶりに敬服しています。感謝です。きっと日本中の医療機関で皆さん頑張っていると思います」と感謝を述べ、「この事態が1日も早く収束し、日本でも世界のどこでもサッカーが自由にできる日を楽しみにしています。私も早く回復して、そのために力を尽くしたいと思います。お目にかかった皆様に感染がないことを心より祈っております。みなさまも、手洗いを励行し、どうかお身体に気をつけてお過ごしください」とのメッセージで締めくくった。

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