【WBC優勝】元侍首脳が指摘した米国撃破の「陰のキーマン」とは

2023年3月22日(水)18時14分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦(マイアミ・ローンデポパーク)で米国を3ー2と下し、14年ぶりの世界一に輝いた。

 最後は異例の守護神として登板した大谷翔平がエンゼルスのチームメートでもあるマイク・トラウトを空振り三振に抑え、終了。あまりに出来すぎた展開には「漫画でもありえない!」など、ネット上でも大きく注目を集めている。

【動画】最後は大谷翔平がトラウトから三振!侍ジャパンが「世界一」を奪還した瞬間の歓喜の映像

 一方、メジャーリーガー揃いとなった「最強軍団」をわずか2点に抑えた裏には、先発マスクをかぶった中村悠平の貢献も欠かせなかった。

 この点に関して、22日に放送されたTBS系の情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile〜」に出演した野球解説者の山田久志氏は中村について「1人で7人のピッチャーをリードしなければならなかった。この試合の陰のヒーローですよ」と高く評価した。

 山田氏といえば、世界一に輝いた第2回大会の侍ジャパンの投手コーチ。同大会は正捕手、城島健司を軸に守り抜いたことでも知られるが、国際大会ではデータが少ない中で捕手も的確なリードが求められるとあって、「強打者揃いの米国のバッターの特徴をつかんでおかなければならないし、ピッチャーの調子も読み取らなければならない。本当に大変だったと思いますよ」と賛辞の言葉を惜しまなかった。

 この試合、中村は先発の今永昇太から戸郷翔征、高橋宏斗、伊藤大海、大勢、ダルビッシュ有、大谷と7人のリレーで米国を2点に抑えた。特に5回から登板した3番手、高橋の場面では米国の主将、トラウトを直球で追い込み、フルカウントからワンバウンドのフォークで空振り三振に、続く22年のナ・リーグMVPのゴールドシュミットにはフォークを意識させた上で、最後はストレートで見逃し三振に抑えるなどメジャー屈指の強打者に対し、緩急をつけたリードも光った。

 中村といえば、過去にヤクルトOBの古田敦也氏から「お前で勝て!」と正捕手として成長を促され、日本一捕手になったことも知られている。WBC参加は自身初。迎えた大舞台で最強投手陣をけん引、今度は世界一捕手と大きな花を咲かせた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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