石川遼はウェッジ5本から3本体制へ 大胆変更も「クラブで悩むことはなくなった」

2024年3月27日(水)17時30分 ALBA Net

”小技”の石川遼は原点回帰のセッティングへ(撮影:米山聡明)

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<東建ホームメイトカップ 事前情報◇27日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>

いよいよあす28日(木)に開幕する国内男子ツアー。オフシーズンの間に試行錯誤し、ギアに変化が見られる選手も少なくない。そこで、石川遼のセッティングを覗いてみると大きな変更点があった。


石川は昨シーズン、9番アイアン以下を抜いて、すべてウェッジにするというセッティングで、43度、48度、52度、57度、62度とウェッジ5本体制で戦っていた。しかし「9番アイアンの代わりにウェッジで打つと飛んだり、飛ばなかったりしてしまう。それを安定させるためにセットの9番を入れて、その流れでピッチングウェッジも入れた」(キャロウェイツアー担当)。より安定性を求めて、9番とピッチングウェッジをセットのアイアンにした。

その下の番手を見るとウェッジのロフトピッチも大きく変わっており、50度、54度、58度と3本体制となった。その意図を石川に聞いてみると「生まれながらじゃないですけど、58度、ずっと1本でやってきていたので、ランニングアプローチの距離感を58度でどうしても出したかったんですよね」。ここ3年ほどは入れていなかったが、それ以前は58度を多用していた。その感覚で再びゴルフをしようと”原点回帰”したというわけだ。

さらに「ショートサイドのバンカーとかのために62度を入れたんですけど、 62度っていうのはやっぱそこでしか生きてこなくて、フルショットでもいまいち使えてなくて…」とセッティングを見直す機会も多くなっていた。

そして58度を軸としてロフトピッチを逆算していき、4度刻みの50度、54度、58度の3本に落ち着いた。その結果「去年は62度、57度、52度の3本持って、どうしようかってやってたんですけど、今はもうクラブで悩むことはなくなってきた」と”基本は58度”の考えでアプローチがシンプルになった。

現在、「自分の中でアプローチもざっくり言うと3種類。低、中、高弾道っていうのを練習してきている」とかつての58度の感覚を取り戻すべく調整を重ねている。なお、ドライバーと3ウッドも新モデルとなる『パラダイム Aiスモーク』シリーズに変更されている。(文・齊藤啓介)

【石川遼 クラブセッティング】
1W:パラダイム Aiスモーク トリプルダイヤモンド(ツアーAD TP 60S)
3W:パラダイム Ai スモーク MAX(ツアーAD TP 7X)
19°・23°:キャロウェイ APEX UW 2022年モデル(ツアーAD UB それぞれ8X・9X)
5〜PW:キャロウェイ APEX MB ツアーバージョン(モーダス3 システム3 プロトタイプ)
50・54°:キャロウェイ JAWS RAW(モーダス3 システム3 プロトタイプ)
58°:キャロウェイ JAWS RAW(DG EXツアーイシュー)
PT:オデッセイ ホワイトホット XG #7 H プロトタイプ


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