巨人・岡本和真「もちろん頑張りたいです」闘争心メラメラ 阿部監督から期待される超高難度ノルマ
2025年3月28日(金)5時30分 スポーツ報知
開幕戦の前日練習で笑顔を見せる岡本(カメラ・小林 泰斗)
巨人の岡本和真内野手(28)が27日、シーズン開幕に向けて、4番として圧倒的な成績でチームを頂点へと導くと宣言した。スポーツ報知に今季にかける思いを激白。リーグ連覇と悲願の日本一を目標に設定し、「(阿部監督を)2回胴上げできるように」と力強く決意した。また、開幕投手を務める戸郷翔征投手(24)は、2年連続となる大役で流れを呼び込む快投を誓った。リーグ連覇&13年ぶり日本一へ、投打の柱が上昇気流を生む。
心はすでに熱く燃えていた。岡本の目は頂点を見据えていた。リーグ連覇、そして昨年はCS最終ステージでDeNAに敗退して成し遂げられなかった日本一へ。いよいよ旅路が始まる。
「最後勝って終わることが、去年のDeNAとかを見ていたらいいものだなと思ったので、そうなるようなシーズンにしたい。今年はリーグ優勝と日本一で、(阿部監督を)2回胴上げできるように頑張りたい」
頂へ導くために自らが打たないといけないことは、理解している。昨季は打率2割8分、27本塁打、83打点でリーグVに貢献。それでも満足はしていない。阿部監督からは120打点を期待されている。圧倒的な結果を残し、チームを引っ張る覚悟だ。
「もちろん頑張りたいですし、しっかりできるようにしたい。毎日全力でできることをやっていく積み重ねで、3割や何本とかはシーズン終わってみてどうなるかだと」
チームは今季から主将制を廃止。2年間務めたキャプテンの肩書と、ユニホームの「C」マークがなくなっても、振るまいに変化はない。大黒柱としてチームに目を配ってきた。
「変わらないです。やっぱり僕らが主力として引っ張っていかないといけない。キャプテンだからとか、キャプテンじゃないからではない。やることは変わってなくて、気持ちや行動も去年と一緒です」
外野のレギュラーを担う丸が離脱。全員一丸となって乗り越える。チーム全体の思いを代弁するかのように言葉は熱を帯びた。
「丸さんが安心して戻ってこられるように僕たちは頑張らないといけない。それにポジションが空くわけなので、つかみ取る気持ちでみんながやればチームは強くなっていく」
開幕戦で対戦するのはヤクルト・奥川。チームとしては若き右腕に通算4戦0勝3敗だが自身は通算10打数5安打、打率5割、1本塁打、3打点の成績を残している。対戦するイメージを膨らませ、快音を鳴らした。
「何回かの対戦では打たされる感じがあって、タイミングが合わせにくい。開幕の1試合目は大事だと思うので頑張りたい」
毎年、開幕戦に向けて験を担ぐことはないという主砲。準備はできた。頼もしい4番が今年も巨人にいる。(宮内 孝太)