【阪神】DeNAに黒星スタート MVP男、村上頌樹の3回5失点KOに響いた「2つのミス」とは

2024年4月3日(水)7時27分 ココカラネクスト

岡田監督にとっても村上乱調は誤算だった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神はホーム開幕戦となった4月2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)に3−5と敗れ、今季初対戦となったDeNAに黒星スタートとなった。勝ったDeNAは単独首位に浮上した。

 開幕カードを負け越し、仕切り直しとなった本拠地開幕で立て直しを図りたかったところ、誤算となったのは昨年のMVP男、村上頌樹のピッチングにもあった。

【動画】昨年のMVP男が…阪神・村上が今季初登板で初回に走者一掃の適時打を許したシーン

 初回、注目を集めたドラ1ルーキー、度会隆輝との対決にいきなり四球を与えるなど一死一、三塁のピンチを背負うと、ここで迎えた牧秀悟の打球を三塁を守っていた佐藤輝明が痛恨のファンブル。先制点を献上すると、悪い流れは止まらない。二死満塁とされ、今度は8番・山本祐大に152キロ直球を完璧に捉えられ、右中間を破る適時三塁打で3失点。初回にいきなり4失点と苦しい立ち上がりとなった。

 適時失策と痛恨のエラーとなった佐藤は昨季20失策を記録と守備難を抱えていることで、今春のキャンプでは鳥谷敬臨時コーチの指導の下、熱心に守備練習に取り組んできたが、大事なところでミスが出た。

 本来であれば、ゲッツーコースであったところを打ち取れず、立ち上がりの村上のピッチングのリズムに影響を与えてしまった。

 さらに2つ目のミスとしては村上自身も先頭打者に四球と自身でリズムを悪くしてしまった点も否めない。昨季は22試合に投げ、10勝6敗、防御率1・75と抜群の安定感を誇った右腕は立ち上がりの良さで知られるだけに、自身の今季初登板とあって力みも感じられた。

 結局村上は3回にも3安打を浴びるなどさらに失点を重ね、3回7安打5失点で降板。5失点はプロワーストタイ。昨季、最優秀防御率とMVPに輝いた右腕がまさかの早期降板でチームに勢いをつけることはできなかった。

 一方、打線は4点を先制された直後の1回裏に1番・近本光司が三塁打を放つと続く中野拓夢が中前適時打をマーク、1点を返すと4点を追う7回にも、開幕から無安打だった木浪聖也が右翼スタンドにソロを放つなど反撃する姿勢は見せた。

 しかし追い上げもそこまで。大事な本拠地開幕を白星で飾れず。先の開幕カードに続き、3連戦の初戦を取ることができなかった。村上は昨季投手陣の柱として機能しただけに今回の乱調が次に響かないよう、願うしかない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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