水原氏巡る賭博スキャンダル渦中も「スイングに集中」ドジャース首脳陣が見た大谷翔平の現在地とは

2024年4月3日(水)18時34分 ココカラネクスト

37打席ノーアーチも、大谷翔平の今後の爆発に期待だ(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平は、移籍してからまだ本塁打が生まれていない。現地時間4月2日(日本時間3日)に行われた本拠地でのジャイアンツ戦もノーアーチに終わり、3打数無安打だった。

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 米紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「ショウヘイ・オオタニはスイングに集中 ドジャースでの開幕週は静かな、しかし実り多いものに」というタイトルの記事で、ドジャース首脳陣が見た大谷の打撃の状態について言及している。

 同記者は「(大谷は)ドジャースのシーズン序盤の5勝のほとんどに重要な貢献を果たした一方で、明らかに自分のスイングと多少タイミングが取れていないように見えた」と分析。大谷も「自分のタイミングと、ボールと自分との距離感に少しズレがあるような気がします」と語ったと伝えた。

 一方で、ドジャース首脳陣はそこまで現状を深刻にはとらえていないようだ。デーブ・ロバーツ監督は「ヒット、長打、そんなことはすべて起こるだろう」と擁護し、アーロン・ベイツ打撃コーチは「オオタニ自身、エンゼルス時代に散発的に対戦したナショナル・リーグの敵についてまだ学んでいる最中だ」と述べたという。

 ベイツ打撃コーチは、大谷がコメントした内容と同じく、打席でのタイミングや距離感のズレを指摘しているが、大谷の現在地については称賛を惜しまない。

「彼は多少調子を崩しても、安打を打ったり、競い合ったり、四球を取ったり、たくさんのことをしてくれる」とし、「言ってみれば、たとえ少し調子が悪かったとしても、それは贅沢だ」と述べたという。

 韓国シリーズの最中に水原一平元通訳を巡る賭博スキャンダルが勃発した。いまだその渦中にいる中でも、現在は「より日常的な野球に焦点を当てた質問に取って代わられた」とハリス記者は伝えている。

 そして「静かながらも充実した開幕週を経て、オオタニは自分をコントロールできる領域に戻り、攻撃を開始しようとしていることを意味する」と見解を示した。

 韓国遠征、そして米本土で行われた本拠地開幕4連戦を終えた。これは新たな大谷翔平に向かうためのスタート地点なのか。37打席いまだアーチが飛び出していないが、今後の爆発に期待だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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