疑念が消えない大谷翔平の”違法賭博スキャンダル”に米球界の大物OBが持論「450万ドルを盗まれたのだから気付くだろう」

2024年4月4日(木)7時13分 ココカラネクスト

大谷は独白会見を通して自身の潔白を強く主張している(C)Getty Images

 大谷翔平の通訳を担当していた水原一平氏による、違法賭博疑惑が発覚してからおよそ2週間が経過した。メジャー移籍以降はもちろん、NPB時代より親交があった両者をめぐっての出来事だけあって、シーズン開幕直後での水原氏の騒動は、驚きとともに報じられた。

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 当初、水原氏が現地取材に対して、自身が違法賭博で負った借金を大谷が肩代わりしたと述べるも、後に撤回。大谷の口座から資金を引き出し、送金したと伝えられ、大谷本人もこの一件はそれまで認識していなかったと、米国内での最初のゲーム直前に設定した会見の場で明かした。

 今なお、いくつもの不透明な部分が残されており、新シーズンを迎えたばかりのMLBを揺るがしたこのスキャンダルは、もちろん現在は関係機関による捜査も開始されたばかりであり、事実が明らかとなるのは当面先の話となることが予想されている。その中で、この一件に対しすでに多くの識者により、さまざまな見解が伝えられ、まだ見えない真実を少しでも浮き彫りにしようとする声も聞こえてきている。

 現役時、レッドソックスやヤンキースでワールドシリーズ優勝を経験している、ジョニー・デイモン氏が語った、このスキャンダルについてのコメントが米国内で報じられており、スポーツメディア『EssentiallySports』でも取り上げている。

 同メディアは、「ドジャースの二刀流スーパースターが、元通訳の賭博スキャンダルに巻き込まれた」などと伝えながら、「長年の通訳であるイッペイ・ミズハラがギャンブル癖のためにこの金額を横領したと主張している。しかし、この話はミズハラの当初の話とは明らかに矛盾している」と指摘。その上で、「ジョニー・デイモンはこの矛盾を不可解に思っている」として、米国内でのインタビューでデイモン氏が語った、「(口座から)450万ドルも盗まれたのだから気づくだろう」と述べた言葉を紹介している。

 他にも、「彼は野球界には大きすぎる存在なのだと思う。これは、特に新しい野球シーズンの開始時には、誰も対処したくないことだ」などと語ったコメントも掲載。これについて同メディアは、「デイモンはオオタニの絶大なセレブリティとしての地位が判断を鈍らせたのではないかと指摘した」と読み解いており、何らかの“接点”があったことを思わせるコメントであると伝えている。

 また、デイモン氏の話題は、スポーツ界とギャンブルが深くつながっていることや、野球賭博に関与し球界を永久追放となったピート・ローズ氏にも及び、「殿堂入りを考慮すべき」などと主張したことも綴られている。

 トピックでは、「デイモンは議論をさらに混ぜ返した」と記されるなど、いずれも過激な内容として紹介されている言葉の数々。だが、球界の枠に収まらない話題でもあるだけに、今後も、多くの球界関係者から独自の見解が発せられることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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