パリ五輪最終予選に臨むU-23日本代表…大岩監督「しっかりと戦い抜くという自信を持って大会に臨む」

2024年4月4日(木)15時10分 サッカーキング

U-23日本代表を率いる大岩剛監督 [写真]=Getty Images

写真を拡大

 U−23日本代表を率いる大岩剛監督が4日、『AFC U23アジアカップカタール2024』に向けての意気込みを語った。

 パリオリンピック2024の出場を目指すU−23日本代表。本大会出場をかけて争われる『AFC U23アジアカップカタール2024』に臨むメンバー発表が4日に行われ、藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)や佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)ら海外組5名に加え、細谷真大(柏レイソル)や松木玖生(FC東京)など国内組18名を含めた計23名が招集された。

 会見に出席した大岩監督は、招集を受けた選手の所属元であるクラブや大学に感謝の意を示しつつ、「そういう責任も踏まえて、そしてパリ五輪出場に向けて、しっかりとカタールで出場権を得るために戦い、そして皆さんに喜んでもらえるような、そういうグループで戦いに臨んでいきたい」と決意を口に。続けて、「当然アジアを勝ち抜く難しさ、最終予選を勝ち抜く難しさは理解している」と主張した上で、「このグループの発足当初からいろんなものを積み重ねてきましたし、その積み重ねてきたものへの自信と、この選手たちでタフな戦いをしっかりと戦い抜くという自信を持って大会に臨む気持ちでいる」と胸に打ちを明かしている。

 また、大会のキーマンを問われた際には、「1試合1試合のなかでキープレーヤーが出てきて欲しいですし、大会が進んでいくにつれて俗に言う“ラッキーボーイ”であるとか、チームを前進させてくれるような選手が出てきてくれることを望んでいる」とコメント。招集メンバーを確定したタイミングについては、「昨日Jリーグがありましたので、当然その試合を見ながら、その試合後の選手の状況、そしてスタッフ間での情報共有、情報交換を含めて昨日の夜に全ての選手の決断をした」と打ち明け、「タフにいてもらわないといけないので、それはメンタル的にも肉体的にも、そしてグループの結束力も含めて、そういうチームを作らなければいけない。そういうところを期待して選手を23人選ぶことになった」と選考の基準を告白した。

 さらに、3月に行われた親善試合(U−23マリ代表戦、U−23ウクライナ代表戦)に呼ばれなかった3名(山田大樹、木村誠二、内野航太朗)について問われると、「初めて今回呼ぶわけではない。活動ごとの招集が叶わない状態でもリサーチを含めて選手状態をチェックしていた」と日頃から目を向けていたと説明し、「この3人に関しても我々のグループ、最終予選において活躍してくれると、彼らのプレーを見て決断をした」と信頼を強調している。

 なお、現時点で主将は未確定であることも明言。一方で、「各クラブで主将ないしは副主将を務めている選手がいる。全員がキャプテンをできる選手たちだと思っている。グループを引っ張っていくという部分では選手それぞれにそういう才能を発揮してほしい」と述べつつ、「数多く招集に参加している選手は各ポジションのリーダーになり得る選手たちだと思う」と補足した。

『AFC U23アジアカップ カタール2024』は4月16日からドーハで行われ、グループBに所属するU−23日本代表は初戦でU−23中国代表と対戦する。

サッカーキング

「日本代表」をもっと詳しく

「日本代表」のニュース

「日本代表」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ