「オオタニを嫉妬させる」天才打者ソトが大谷超えの超巨額契約? 米メディアの報道に異論噴出「7億ドル級? ありえない」

2024年4月5日(金)7時0分 ココカラネクスト

ヤンキースで異彩を放つソト。さらなる巨額契約の行方に注目が集まっている。(C)Getty Images

 FAイヤーを迎えるメジャー屈指のスラッガーの“要求”が話題となっている。今年1月にヤンキースと年俸3100万ドル(約45億円)で合意したフアン・ソトだ。

 3100万ドルは年俸調停権を持つ選手としては、大谷翔平(現ドジャース)が昨オフにエンゼルスと締結した3000万ドル(約43億5000万円)を抜き、史上最高額。だが、実績を考えれば必然的な大型契約ではある。現在25歳のソトは通算161本塁打、OPS.945、シルバースラッガー賞4回と堂々たる成績を残している。

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 今季も出場7試合で、打率.345、1本塁打、長打率.483、OPS.924と名門球団で上々のスタートを切っている。そんな“天才”とも称されるスラッガーは、さらなる“昇給”を目論んでいるという。米メディア『The Athletic』は、昨年12月に大谷がドジャースと締結した10年7億ドル(約1015億円)を超える超大型契約を狙っているとすっぱ抜いた。

 同メディアはソトが契約する大物代理人のスコット・ボラス氏が「(契約金の)記録を狙っている」と指摘。さらに“球界関係者”という匿名の情報筋によれば、「彼はオオタニの年平均を狙っていると思う。後払いなしでね」と語る。

 大谷の現年俸は後払い分を含めると、年4600万ドル(約69億7000万円)になる。無論、今季の球界トップだ。これを狙うというソト陣営の態度に、ある球団の関係者は「彼(ソト)のOPSが1から始まる大きな数字なら、そうした支払い要求も受け入れられるだろう」と論じている。

 歴史的な契約が実現されるかは定かではなく、可能性の域も出てはいない。しかし、「二刀流」という唯一無二の才能を持つ大谷を超えようというソトの目論見に対する報道は小さくないハレーションを呼んでいる。

 米野球専門サイト『Fan Side』は「ソトの高額な希望額は、ショウヘイ・オオタニを嫉妬させるだろう」と指摘。「ソトはオオタニのような二刀流選手ではなく、魅力的でもないかもしれないが、攻撃力はかつてないほどの選手だ。彼の打撃には本当に欠点がない」と強調している。

 一方でドジャース側のメディアやファンは異論を唱えている。地元メディア『Dodgers Nation』は公式X(旧Twitter)で「ソトに次なる超大型契約が回ってくると思いますか?」と投稿。これにファンから「投げるの?」「オオタニは1/1。この100年間、彼のレベルで投げて打てた選手はいない」「大型契約は得るだろうが、7億ドル級? ありえない笑」といった反発の声が相次いだ。

 いずれにしても超巨額契約は必至と見られるソト。この球界屈指の天才打者がどれだけの評価を得るかは注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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