“王者”相手のドローで掴んだ自信…アーセナルDFジンチェンコが語る「心理的に重要だった」

2024年4月5日(金)18時55分 サッカーキング

アーセナル加入2シーズン目を戦っているジンチェンコ [写真]=Getty Images

写真を拡大

 アーセナルに所属するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、プレミアリーグのタイトルレースについて言及した。4日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。

 “インビンシブルズ”が成し遂げた無敗優勝以来、20年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指す今シーズンのアーセナル。30節を終えての戦績は21勝5分4敗・勝ち点「68」となっており、「2」ポイント差で追う首位リヴァプール、「1」ポイント差をつける3位マンチェスター・シティと共に三つ巴の熾烈なタイトルレースを展開している。

 現地時間3月31日に行われた第29節では、敵地『エティハド・スタジアム』にてマンチェスター・シティと対戦。ボール保持率やシュート本数で上回られたものの、リーグ3連覇中の王者に90分間を通してほとんど決定機を作らせず、スコアレスドローで貴重な勝ち点「1」を持ち帰った。2022年夏にマンチェスター・シティからアーセナルへ加入したジンチェンコは、“古巣”との対戦結果がチームにもたらした影響について、次のように持論を展開している。

「大きな自信を得られたかって? 間違いなくその通りだ。僕たちがタイトルのために戦う準備ができていること、そして世界最高のチームと競い合う準備ができていることを示せたと思っている。マンチェスター・シティ戦の結果は心理的に重要なものだった。アウェイで彼らやリヴァプールと対戦するのは簡単ではないんだ。アーセナルがその舞台で戦う準備ができていることを示したんだ」

 “常勝軍団”マンチェスター・シティで約5年間を過ごし、ミケル・アルテタ監督の下でかつての強さを取り戻しつつあったアーセナルへやって来たジンチェンコ。加入初年度となった昨シーズンは、若きスペイン人指揮官がかねてから取り組んでいた改革が花開き、チームは序盤からリーグ首位を快走。しかし、主力に負傷者が続出した影響もあってか4月以降に急失速し、最終的にはマンチェスター・シティにタイトルを譲る形となった。

 長かった2023−24シーズンもいよいよ終盤戦に突入。20年ぶりの優勝に向けて、今後は不本意な結果に終わった昨シーズンからの真価が問われることとなる。ジンチェンコは「今年は僕たち全員がより多くの経験を積み、互いにもっとプレーし合い、成長していると思う。他のチームに大きく離され、自分たちが望んでいたものを成し遂げられなかったという経験を既に積んでいるんだ。この先何が起こるか見てみよう」と自信をのぞかせた。

サッカーキング

「アーセナル」をもっと詳しく

「アーセナル」のニュース

「アーセナル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ