大谷翔平が見せた規格外のパワー 衝撃の右手一本弾にMLB204勝の大投手も舌を巻く「ほとんど片手じゃないか!」

2024年4月6日(土)12時37分 ココカラネクスト

カブス・ファンの度肝を抜いた大谷の一打に反響が広まっている。(C)Getty Images

 図抜けたパワーと卓越した技術力が詰まった一発だった。

 現地時間4月5日に敵地リグレー・フィールドで行われたカブス戦で、大谷翔平(ドジャース)は「2番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席に右翼席へと突き刺さる2試合連続の2号2ランを放った。

【動画】2試合連続!大谷翔平が放った衝撃の片手2号アーチのシーン

 甘い球を一振りで仕留めた。初回に第1打席に左中間への痛烈な二塁打を放っていた大谷は、チームが2-6とリードされた5回にカブス先発のカイル・ヘンドリックスと三度対峙。初球に投じられたほぼど真ん中への79.4マイル(約127.7キロ)のチェンジアップを強振する。

 ほとんど右手一本ではじき返し、上手くかち上げた打球は、右翼席のポール際に着弾。直前までブーイングと野次を飛ばしていた熱心なカブス・ファンたちをも興奮させる特大の一発となった。

 2試合連続となるホームランで存在感を強めた大谷の一打には、百戦錬磨の大投手も脱帽するほかにない。ロサンゼルスに拠点を置く米スポーツ専門局『Sports Net LA』の試合中継で解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏だ。

 80年代のドジャース黄金期を支え、MLB通算204勝を挙げたレジェンドは、目の当たりにした大谷の衝撃的な一打に「少し風の手助けもあったかもしれない」と分析しつつ、次のように賛辞を送った。

「打つには十分すぎるくらいにバットを残せていた。ボールはもう少しでプレートから外れるように変化していたのにね。ショウヘイはとんでもなく力強いよ。ほとんど片手で打ち込んでいるじゃないか」

 球団、いや球界を代表する大物投手をも唸らせた大谷。自己ワーストとなる40打席ノーアーチという苦心の末にタイミングとスイングの軌道がマッチしてきた感もあり、いよいよ本塁打量産の兆しが見えてきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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