“マンチェスター・ダービー”で優勝は決まるのか? 注目ポイントを選出
2018年4月6日(金)21時46分 サッカーキング
マンチェスター・Cは、ジョゼップ・グアルディオラ体制2年目となった今シーズン、ここまで27勝3分け1敗で勝ち点「84」と圧倒的な成績で首位を独走している。直近のチャンピオンズリーグでのリヴァプール戦は0−3と大敗を喫したが、リーグ戦は現在5連勝中。エースであるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロのケガの状態に不安材料はあるものの、ダービーでの勝利に向けてぬかりはない。
対するマンチェスター・Uは、こちらもジョゼ・モウリーニョ体制2年目の今シーズン、ここまで21勝5分け5敗で勝ち点「68」の2位。リーグ戦は現在4連勝中ではあるが、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に向けてすぐ下には2ポイント差でリヴァプール、さらに4ポイント差でトッテナムが控えている。CL出場権争いに巻き込まれない為にも勝ち点3がほしい試合となる。
プレミアリーグの優勝が決まる可能性がある今回の“マンチェスター・ダービー”。そこで、大一番を前に、注目ポイントをピックアップした。
■直近の“マンチェスター・ダービー”
昨年12月の対戦は、ダビド・シルバのゴールでマンチェスター・Cが先制したが、前半終了間際にマーカス・ラッシュフォード弾が決まり同点に。しかし、後半FKのこぼれ球を押し込んだニコラス・オタメンディのゴールで勝ち越してこのまま1−2で試合終了。アウェイのマンチェスター・Cが勝利を収めた。
■プレミアリーグでのマンCとマンUの戦績
今回の対戦でプレミアリーグでは42回目となる“マンチェスター・ダービー”。これまでの戦績はマンチェスター・Cの13勝、マンチェスター・Uの20勝、引き分けが8試合となっている。
■グアルディオラ監督 vs モウリーニョ監督
名将として知られている両監督の対決は、この試合で21回目を迎える。初対戦となった2009年以降、これまでの対戦成績は、グアルディオラ監督の9勝、モウリーニョ監督4勝、引き分けが7回とグアルディオラ監督が勝ち越している。
■エデルソン vs ダビド・デ・ヘア
年間最優秀GK賞(ゴールデングローブ賞)獲得を狙う両チームのGK。ここまでクリーンシートは、デ・ヘアが16回でリーグ1位、次いでエデルソンが15回と続いている。足元の技術に長けたエデルソンと、現在世界ナンバーワンのGKと言われているデ・ヘアの両守護神対決にも注目が集まる。
■アグエロ vs ルカク
マンチェスター・Cのエースであるアグエロは今シーズン、ここまでリーグ戦24試合に出場し21ゴール6アシストを記録。一方、マンチェスター・Uのルカクは、30試合に出場し15ゴール7アシストの成績を残している。
■コンパニ vs ルカク
ベルギー代表対決となるマンチェスター・Cの守備の要であるヴァンサン・コンパニとマンチェスター・Uのエースであるルカク。直近8試合で7ゴールと絶好調のルカクをコンパニが止められるかが重要となる。
■シルバ vs マティッチ
ダビド・シルバは、マンチェスター・C加入後、663回ものチャンスを作り出し、75アシストを記録。同選手がプレミアリーグにやって来た2010−11シーズン以降、シルバ以上に成績を残している選手はいない。そのシルバを止める鍵となるのが、今シーズンマンチェスター・Uで唯一全リーグ戦に先発出場しているネマニャ・マティッチだ。194センチと長身から足を伸ばしてボールを刈りとる中盤の潰し役としてシルバを止めることが出来るのだろうか。