佐々木朗希、課題の制球力が安定「前回みたいに崩れていくことはないように」 自己最長の4回0/3で今季最少2四球…一問一答

2025年4月6日(日)9時27分 スポーツ報知

5回無死一、二塁、デーブ・ロバーツ監督に降板を告げられベンチに戻る佐々木朗希(カメラ・宮崎 亮太)

◆米大リーグ フィリーズ1—3ドジャース(5日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャース・佐々木朗希投手(23)が、自身最長となる4回0/3を投げ、3安打1失点、2四球4奪三振の内容で初勝利はお預けとなった。直近2戦では計5回2/3で4安打9四球3失点と制球に苦しんだが、この日は自身最長イニングを投げ、わずか2四球だった。

 ◆主な問答は以下の通り。

—制球がよかった要因は。

 「まずはフォーム的に、良くなかったところだったり制球が乱れる原因だったところを探し、自分の中で改善ポイントがあったのでそこをうまく修正できたかなと思います」

—いつ修正したのか。

 「(3日前の)ブルペンで投げている途中で、こうしたらいいんじゃないかという感覚的に見つけてそこからは安定してよかったので、これかなと思いました」

—制球よかったのは精神面か技術的な部分か。

 「技術的なことだと思いますし、技術があればメンタルも落ち着くと思いますし、ストライクを取りたくても取れないときは取れない。それは気持ちよりもフォーム的なものが大きいと思うので、特に前回はストライクを取ろうと思って取れなかった。前回とは気持ち以上にフォームが違ったのかなと思います」

—修正点を詳しく。

 「下半身の使い方というか、意識の仕方ですね」

—ストライク先行でスプリットが機能した。

 「影響する前にフォームの制球も基本的にベース盤の上にいくようになったので、そこに関してはそもそもフォークボールの扱いがよくなったのが、きょうは良かったかなと思います」

—この1週間の心境は。

 「もちろんメンタル的に不安になることもあったんですけど、ただ自分の中では信じられる技術があったら気持ちは関係ないのかなと思うので。今日に関しては前回のブルペンで信じられるものを見つけ、今日はそれを信じて投げただけなので、それが見つけられたことがよかったし、技術あってのメンタルかなと改めて思いました」

—自信がつく登板だったか。

 「いい感覚があっても試合に入る前は、それが試合でどうなるか不安でしたし、それを今日は1試合、4イニング半ですけど通して安定して投げられたので、そこに関しては自信になったかなと思います」

—スライダーを投げなかった理由は。

 「直球とスプリットが良かったので、基本的にはそこを軸にしたいですし、もちろんスライダーに頼る日もあると思うんですけど、今日は自分の軸であるもので勝負できそうだったので勝負したという感じです」

—初回のピンチは。

 「ストライクというか、投げたい球は前回よりも投げられたので、後は点を取られてもなるべくゾーンで勝負して、打たれる分にはしかたないかなと今の段階では思っていますし、ただ自分から前回みたいに崩れていくようなことはしないように。ただその分、技術的に前回より自信があったので、ストライクゾーンで勝負した結果が、どうにか抑えられたのかなと思います」

—下半身の修正とは。

 「結構、インステップが強かったのでそこを直したというか、見た感じは多分、大きく変わっている感じではないんですけど、自分の感覚では結構変えてみた。そこが良かったですし、次の登板も同じような感じで投げられたらなと思います」

—時差も移動もあったが。

 「しっかり寝られはしたんですけど、これからもっときつい移動とかもあると思う。今回はうまく調整できたので、そこは工夫しながらやっていきたいと思います」

—敵地での好投。

 「すごく熱いファンというのは投げる前から知っていましたし、試合中も試合前からもすごく雰囲気があって、その中でも自分らしく投げられましたし、日本でもそういった経験はしていたので、そこまで変わらないのかなと思います」

—東京から開幕してコンディションの難しさは。

 「チーム自体も決まるのがギリギリというか、キャンプに近かったですし、調整自体はゆっくりできたわけではないんですけど、今回自分が調子がよくなかった原因はシンプルに技術不足的なところだと思うので、ここからはそこを確立させてやって、環境に変わらずやっていければなと思います」

—5回を投げ切るには。

 「四球が決して悪いわけはないと思うので、もちろん攻めた中でしたし、メジャーの打者が当てるだけのカットをしていただけなので、変化球もいいところに何球か投げられましたし、次の打者も打ち取った当たりではあったので、ただ同じようなことを繰り返していければ、投げられるようになると思うので、タイミングの問題だったりそういうこともあるのかなと思います」

—球数制限もある中だったが。

 「何球で降りるか僕は聞かされていないので、ある程度これくらいかなというのはあったので。もちろんいいペースでしたし、ただ春先とかチームの方針とかもあると思うので、そこは僕が決められることではないので、ペース自体は悪くなかったので、あとはこれを継続して試合展開とかも考えながらやっていければいいと思います」

スポーツ報知

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