上手い人はティグラウンドの時点で「グリーンの傾斜」も把握している! ピン位置のチェックだけでは足りないワケ

2024年4月9日(火)19時43分 ALBA Net

イラストのように、受けグリーンで少し左に傾いていたら、フェアウェイのやや左サイドから打つと最も止まり、右サイドからでも止まりやすい。一方、ボールがラフにつかまったときは、グリーンの面に正対する”ベスポジ”へ刻みたい

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アイアンでグリーンを狙う際、重要なポイントは、受けているグリーンに対して、どういう“角度”で狙うか。フェアウェイから打つと、受けているグリーンの正面からボールが着弾するので、ブレーキがかかって止まるんです。フェアウェイからならスピンが入るという利点もありますが、フェアウェイキープの最大のアドバンテージは、傾斜に対して“正対”して打てることです。


これがラフからだと、受けグリーンに対して斜めにボールが落ちてくるので、グリーンをヒットしても横切るようにランが出てこぼれやすい。経験上、アマチュアは100ヤードのフェアウェイと、60ヤードのラフだと、前者の方が乗る確率が高いです。

ラウンド時は、グリーンがどう受けているかやピン位置を確認して、どの方向からグリーンに打てば一番止まるか、それにはティショットをフェアウェイのどこに打てばいいか、を逆算してショットを組み立てましょう。グリーンの傾斜が見られるアプリやGPS、ヤーデージブックなどを活用するのもいい方法です。

たとえば、パー4ホールでティショットがラフに入ったとします。2打目は、グリーンに乗る確率が100%と踏めばパーオン狙いでOKですが、100%じゃなければ、受けるグリーンを真正面から狙える花道(フェアウェイ)にボールを出しましょう。そこから“寄せワン”ならパー、“寄せツー”でもボギーで収まります。なんなら、花道に刻もうとして軽く打った2打目が「意外に届いちゃった」なんてことがあるかもしれません(笑)。

中井 学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。ケガによって片手でゴルフをした経験が、コースマネジメントの開眼につながった。YouTubeで「中井学ゴルフチャンネル」を開設して、自身が培ったノウハウを積極的に配信する

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●さあゴルフシーズン本番! スコアに一番大事なのは、何を隠そう『パッティング』。ショットが曲がり倒しても、パッティングさえ入れば「パターは七難隠す」で大崩れはありません。関連記事【春だ!ゴルフだ!】で春のパター特訓といきましょう!


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