3年連続のマンC戦へ…2季前に主役となったロドリゴ「あの試合が僕の人生を大きく変えた」
2024年4月9日(火)20時36分 サッカーキング
レアル・マドリードに所属しているブラジル代表FWロドリゴが、9日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのマンチェスター・シティ戦を前にコメントを発した。イギリスメディア『ガーディアン』が8日に同選手のコメントを伝えている。
2シーズン前にCLを制したレアル・マドリードと、昨季クラブ悲願の初優勝を成し遂げたマンチェスター・シティが、“欧州最高峰の舞台”で3シーズン連続して顔を合わせる。昨季の準決勝では、ファーストレグでブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが圧巻の一撃を突き刺してレアル・マドリードが先手を取りながら、その後ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネに同点ゴールを許す。セカンドレグでは0−4と完敗を喫すると、マンチェスター・シティが勢いそのままに欧州の頂点に立っていた。
マンチェスター・シティとの一戦を前に、ロドリゴは「もちろん良い思い出もあるし、悪い思い出もある」と率直な心境を告白。「正直に言うと、できる限り避けたい対戦相手だった。彼らも同じように思っていたんじゃないかな」と本音を明かしつつも、次のような言葉で“決戦”への意気込みを表明している。
「誰もが決勝のような試合になると予期しているはず。マン・シティは素晴らしいチームだけど、それは僕らも同じさ。1人のサッカー選手として、彼らとぶつかり合うのは楽しみだ」
続けて、ロドリゴは昨季“トレブル”を達成したマンチェスター・シティが、現時点で欧州最強のチームだとの見解を示している。「それは間違いない。彼らは昨季の大会覇者で、その後世界王者にも輝いた。現時点で世界最高のチームで、リスペクトしなければならない点が多い」と対戦相手を称えたロドリゴは、チームとしての強みはもちろんのこと、個々人で見ても類稀な能力を備えた選手ばかりだと主張している。
「マン・シティには、イマイチな選手、並な選手なんて存在しない。『この選手は大したことないから、プレスに行けばボールを奪えるだろう。そこからゴールやチャンスに繋がるはずだ』などと感じさせる選手なんて1人もいないんだ。彼らはチームとしても、ボールを保持することでゲームをコントロールする術を持っている。個々人の能力が高いだけでなくチームとして完成されているのだから、それはもう美しいとしか表現のしようがない」
「本当に難しいチームとの対戦だと思う。試合がはじまれば、イライラさせられる時間も多いだろう。だけど、僕はこのチームを信じているよ」
昨季のレアル・マドリードはマンチェスター・シティに完敗したが、2シーズン前の準決勝で対戦した際には、劇的な形で決勝行きの切符を掴み取っていた。ファーストレグを3−4で落とした後、セカンドレグでも73分にマンチェスター・シティが1点を加える。2戦合計スコアは2点差まで広がり、これで勝負あったかと思われたが、試合終了間際に『サンティアゴ・ベルナベウ』で“奇跡”を起こしたのがロドリゴだった。
ドイツ代表MFトニ・クロースとの交代で後半途中からピッチに立ったロドリゴは、90分にゴール前へ走り込み、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)からの落としをゴールへ押し込むと、続く後半アディショナルタイムにも元スペイン代表DFダニエル・カルバハルの放ったクロスボールからヘディングシュートを決め、一気に試合を振り出しに戻す。最終的にレアル・マドリードはベンゼマのPKで逆転に成功し、延長戦までもつれ込んだ激闘を制していた。
ロドリゴは「あの試合が僕の人生を大きく変えた。あの2ゴールの後、僕のサッカー界でのステータスはまったく異なるものとなったんだ」と、眩いばかりの輝きを放った2シーズン前のマンチェスター・シティ戦を回顧。「みんなが違う目で僕を見るようになった。あの2ゴールは、僕のキャリアを一歩前進させるものだったんだ」と語った。
2シーズン前はCLの盟主として、底力を発揮したレアル・マドリード。昨季はマンチェスター・シティの完成度の高さを前に涙を飲んだが、今季の対戦で女神はどちらに微笑むだろうか。レアル・マドリードが決戦を制した時、主役になっているのはロドリゴかもしれない。
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2シーズン前にCLを制したレアル・マドリードと、昨季クラブ悲願の初優勝を成し遂げたマンチェスター・シティが、“欧州最高峰の舞台”で3シーズン連続して顔を合わせる。昨季の準決勝では、ファーストレグでブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが圧巻の一撃を突き刺してレアル・マドリードが先手を取りながら、その後ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネに同点ゴールを許す。セカンドレグでは0−4と完敗を喫すると、マンチェスター・シティが勢いそのままに欧州の頂点に立っていた。
マンチェスター・シティとの一戦を前に、ロドリゴは「もちろん良い思い出もあるし、悪い思い出もある」と率直な心境を告白。「正直に言うと、できる限り避けたい対戦相手だった。彼らも同じように思っていたんじゃないかな」と本音を明かしつつも、次のような言葉で“決戦”への意気込みを表明している。
「誰もが決勝のような試合になると予期しているはず。マン・シティは素晴らしいチームだけど、それは僕らも同じさ。1人のサッカー選手として、彼らとぶつかり合うのは楽しみだ」
続けて、ロドリゴは昨季“トレブル”を達成したマンチェスター・シティが、現時点で欧州最強のチームだとの見解を示している。「それは間違いない。彼らは昨季の大会覇者で、その後世界王者にも輝いた。現時点で世界最高のチームで、リスペクトしなければならない点が多い」と対戦相手を称えたロドリゴは、チームとしての強みはもちろんのこと、個々人で見ても類稀な能力を備えた選手ばかりだと主張している。
「マン・シティには、イマイチな選手、並な選手なんて存在しない。『この選手は大したことないから、プレスに行けばボールを奪えるだろう。そこからゴールやチャンスに繋がるはずだ』などと感じさせる選手なんて1人もいないんだ。彼らはチームとしても、ボールを保持することでゲームをコントロールする術を持っている。個々人の能力が高いだけでなくチームとして完成されているのだから、それはもう美しいとしか表現のしようがない」
「本当に難しいチームとの対戦だと思う。試合がはじまれば、イライラさせられる時間も多いだろう。だけど、僕はこのチームを信じているよ」
昨季のレアル・マドリードはマンチェスター・シティに完敗したが、2シーズン前の準決勝で対戦した際には、劇的な形で決勝行きの切符を掴み取っていた。ファーストレグを3−4で落とした後、セカンドレグでも73分にマンチェスター・シティが1点を加える。2戦合計スコアは2点差まで広がり、これで勝負あったかと思われたが、試合終了間際に『サンティアゴ・ベルナベウ』で“奇跡”を起こしたのがロドリゴだった。
ドイツ代表MFトニ・クロースとの交代で後半途中からピッチに立ったロドリゴは、90分にゴール前へ走り込み、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)からの落としをゴールへ押し込むと、続く後半アディショナルタイムにも元スペイン代表DFダニエル・カルバハルの放ったクロスボールからヘディングシュートを決め、一気に試合を振り出しに戻す。最終的にレアル・マドリードはベンゼマのPKで逆転に成功し、延長戦までもつれ込んだ激闘を制していた。
ロドリゴは「あの試合が僕の人生を大きく変えた。あの2ゴールの後、僕のサッカー界でのステータスはまったく異なるものとなったんだ」と、眩いばかりの輝きを放った2シーズン前のマンチェスター・シティ戦を回顧。「みんなが違う目で僕を見るようになった。あの2ゴールは、僕のキャリアを一歩前進させるものだったんだ」と語った。
2シーズン前はCLの盟主として、底力を発揮したレアル・マドリード。昨季はマンチェスター・シティの完成度の高さを前に涙を飲んだが、今季の対戦で女神はどちらに微笑むだろうか。レアル・マドリードが決戦を制した時、主役になっているのはロドリゴかもしれない。
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