96期生一番乗りなるか “プラチナ世代”稲垣奈那子「楽しんで回りたい」【2日目コメント集】

2024年4月11日(木)7時30分 ALBA Net

首位タイで最終日に駒を進めた稲垣那奈子(写真はYANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament)(撮影:福田文平)

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<フンドーキンレディース 2日目◇10日◇臼杵カントリークラブ(大分県)◇6449ヤード・パー72>

ルーキーに初優勝のチャンスが巡ってきた。昨年11月の最終プロテストに合格した稲垣那奈子が6バーディ・2ボギーの「68」をマーク。トータル5アンダーの首位に並び、最終日最終組に入った。


前半に1つ落としたが、後半は3連続を含む5バーディの猛チャージ。「自分でもあそこまでバーディを獲っていると思わなくて、リーダーボードを見たら上位勢のところに名前があったのでびっくりした。我慢した分、流れを呼び込めたかな」。ショットの調子に違和感を感じながらもアプローチで拾い、パッティングでは「しっかり打つ」ことを意識しながら、一気に浮上した。

QTランク135位で迎えるルーキーイヤーは、下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場。主催者推薦で「Vポイント×ENEOSゴルフ」に出場し、先週のステップ開幕戦に続いてこれがプロ3試合目となる。

「自覚を持って、いい緊張感を感じながらプレーできている。アマチュアで出場させていただいた時は、推薦という立場で出ていたので、何とか結果を出さなきゃという焦りの気持ちがあった。プロになってからは、自分の力でつかみ取った権利で試合に出場しているので、そういった意味では気持ちが楽になっています」

2000年8月24日生まれの“プラチナ世代”。プロゴルファーになることを目標に掲げながらも、西村優菜、吉田優利、安田祐香ら同級生たちが高校卒業後の19年のプロテストを受験する一方で、稲垣は大学進学を決意した。早稲田大学に合格し、アマチュアとして活躍。JGAナショナルチームに所属し、大学を4年で卒業後、2度目のプロテストで合格を飾った。

「ショットが不調の中なので、もう100点です」という大分での2日間を終えて首位に立った。「優勝争いの経験もあまりないので、その場になってどうなるか分からない。ショットが真っすぐいくように努力しつつ、チャンスがあったならばしっかり獲っていきたい。せっかくなので楽しんで回りたい」。プロ初優勝はもちろん、“96期生一番乗り”という称号も手に入れてみせる。

そのほか上位勢のコメント
■木下彩(1位T:-5)
「ノーボギーのラウンドは久々。ミスは18番セカンドショットの一つだけ。ショットの調子が良かった。終始迷いなくクラブを振ることができた。シーズンは出場試合も限られているので、気持ちの調整が難しい。2021年以来のステップで、成長できているかどうかを感じたい。いま、徐々に前向きなゴルフができているので、得意なショットを極めていきたいです。頑張らないと」

■但馬友(1位T:-5)
「2日間終わって本当にいいゴルフができている。初日はパッティングが弱気でした。なので2日目は、3パット覚悟の強気で打った結果がスコアに結び付いたのかなと。地元開催で多くの声援をいただけて感謝しています。ここ何年か不調で、両親にいいところを見せることができていない。ふたりの前で優勝する姿を見せたい。大分で勝つ自分を想像しながら、ルーキーのように攻めていきます」

■古家翔香(1位T:-5)
「何とか耐えた一日。最終組で緊張もありましたね。初日からティショットが不調気味だったので、スコアメークに苦しみました。ただ、2日間終わってこの順位なので100点をあげたいです。自分はティーチングプロとして戦っているので、プロテスト合格に向けていい形でつなげられるように。最終日は一生懸命18ホール回るだけです」

■宅島美香(5位T:-4)
「初日と違ってボギーを最小限に留めることができた。もう充分です。ショットが比較的安定していたおかげ。パッティングも感触が良かった。昨年は試合に出られることが少なかったので、一打一打を楽しめている。最終日は狙えるところは狙っていきたい。応援していただいている方々に恩返しができるような結果を(目指したい)」


<ゴルフ情報ALBA Net>

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