「フォームがカッコ悪い」不調の佐藤輝明、改善点を球界OBが指摘!「吉田、村上の腰の使い方をみるといい」

2023年4月12日(水)17時9分 ココカラネクスト

復調が期待される佐藤。高橋氏は腰の使い方を改善点に挙げた。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神の佐藤輝明は開幕からスタメンで起用されながら、不調が続いている。プロ3年目、阪神の長距離砲として飛躍が期待されているものの、9試合を終えた段階で打率が・138、本塁打0と、打棒は鳴りを潜めたままだ。チームはヤクルトに次ぐ2位につけるなど好調なだけに、「サトテル」のバットからの快音が待たれている。

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 名門球団のレギュラーであり球界随一の長打力を秘める佐藤の不振は、チーム関係者のみならず、他球団のOBからも関心が寄せられており、アドバイスを送る様子がメディアを通して伝えられている。

「ちょっとカッコ悪いんだよな、(打撃)フォームが。変わった」

 現在の佐藤に対し、印象をそのように語っているのは広島OBの高橋慶彦氏だ。現役時、広島で俊足・巧打のスイッチヒッターとして活躍し、引退後もダイエー(現ソフトバンク)、ロッテ、オリックスでコーチを務めた高橋氏が自身のYouTubeチャンネル『よしひこチャンネル』を4月11日に更新し、悩める縦じまの背番号8の不調の原因を探っている。

 動画の中で高橋氏は、佐藤の打撃フォームを確認した上で、腰の回転、動きのタイミングを指摘。「右腰の開きがはやい。(重心は)左に乗ったまま。これでは飛ばない」と分析。

 また、状態が良いときは打球をとらえてから右腰が回り始め、腰の回転でボールを運んでいくと、説明を加えながら、腰の開きが早いことにより「バットに当たってボールが乗っている時間が短い」として、いわゆる「手打ち」になっているともコメント。

 さらに「投手で言えば体重移動が出来ていないまま腕だけで投げている状態」としながら、佐藤の打撃を「正面から見ていて『カッコ悪い』というのは、左足に重心を乗せすぎている。そういうことだろうね」とフォームの不自然さを評した。

 高橋氏は解決への糸口として「吉田正尚選手、村上宗隆選手、あの辺の腰の使い方をみるといいと思う」と見解を示しており、他の強打者を参考にすべきと話している。

 一通りの説明を終えると高橋氏は「右腰がボールを捕まえない限り、しんどい。そこが直ったら、4番候補」と腰の動きを改善点としながら、潜在能力を称えていた。

 岡田彰布監督は開幕から9試合、「5番・佐藤」での起用を続けている。不振を抜け出し、指揮官の期待に応える待望の一発が見られる瞬間はいつ訪れるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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