衝撃的な真実が次々に…違法賭博問題で大谷翔平を“騙していた”水原氏の悪質手口が判明「大谷になりすまして銀行員を騙す」

2024年4月12日(金)8時18分 ココカラネクスト

大谷から24億円以上もの金額を騙し取っていた水原氏。その全容が明らかになった。(C)Getty Images

 ついに壮大なスキャンダルの全容が明らかになった。

 現地時間4月11日、米連邦捜査局は記者会見を実施。そこで大谷翔平(ドジャース)の元専属通訳であった水原一平氏が、同選手の銀行口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を盗み、違法なスポーツ賭博の資金調達に充てた“銀行詐欺の罪”で起訴したと正式に発表した。

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 衝撃的な事実が明らかになり、大谷が巻き込まれた賭博スキャンダル問題が一気に終結に向かいそうだ。

 当初、水原氏が盗んだ金額は、450万ドル(約6億8000万円)とされていたが、「水原通訳が周囲に嘘をついていた」(3月25日の声明発表会見での本人談)という大谷はなんと約4倍もの金額の被害にあっていたと判明した。

 カリフォルニア州中部地区連邦検事のE・マーティン・エストラーダ氏は、「ミズハラは大規模な不正を犯した」と断言。同氏によれば、水原氏は1600万ドルもの支払いをするための大規模な計画を2年以上にもわたって画策。大谷から盗んでいたとされる資金は、球団からの年俸の支払いを受けていた口座から直接、送金されていたという。

 また、同問題が明るみになり、大谷側が「騙されていた」と公表して以降、水原氏がいかにして本人のあずかり知らないところで送金していたのかという部分にも焦点が集まっていたが、銀行口座からの送金は、すべて大谷の通訳兼事実上のマネージャーを務めていた水原氏のデバイスやIPアドレスから行われたと判明。

 エストラーダ氏の宣誓供述書によると、水原氏は2018年に英語の話せない大谷に同行してアリゾナ州の銀行で口座開設を補助。年俸の支払いがされていた口座情報の設定時に大谷の通訳を務めていたという。

 また、水原氏は大谷が資産の管理を任せている金融の専門家(いずれも日本語を話せない)に、口座にアクセスできないように「オオタニが口座へのアクセスを拒否している」と説明。さらに同銀行口座の連絡先は、水原氏の電話番号と水原氏に関連する匿名のメールアドレスに紐づくように変更していた。

 巨額送金を行う際には、銀行側に確認を取る必要があるが、水原氏は「大谷と偽って当該銀行に電話をし、担当者を騙した」。そしてこれを見事に成功させ、口座から違法賭博関係者への電信送金を承認させていたことも明るみになった。

 当人の証言通り、野球に賭けていたという事実はなかったものの、次々と判明した衝撃の真相。米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューで「翔平には言えなかった。自分の生計を立てるのが大変で、ギリギリの生活だった」と語っていた水原氏だが、その内情は実に生々しいものだった。

 なお、『ESPN』によると銀行詐欺罪を犯した水原氏は、最大で罰金100万ドル(約1億5300万円)、もしくは最大30年の禁固刑を科される可能性があるという。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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