巨人、いきなりの5連敗は吉兆!? 原巨人、あるぞ逆転日本一のシナリオ

2023年4月13日(木)17時30分 ココカラネクスト

巨人はここから巻き返せるのか。原監督の手腕が問われる。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 待望の開幕ダッシュはなりませんでした。

 原巨人です。4月12日現在、11試合を終え、4勝7敗の5位。首位ヤクルトとは早くも3・5ゲーム差がつくなど、苦戦を強いられています。

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 スポーツ紙のデスクが解説します。

「打線では主力の坂本勇人丸佳浩の不振が響きましたね。坂本はここまで33打数4安打の打率・121。出塁率も・171と『アンパイ』になりつつある。丸も38打数4安打の打率・105。12球団の規定打席に達した打者68人中、最下位に沈んでいます。原監督は『実力至上主義』を掲げる中で、二人はスタメンに名を連ねているので、ファンからも『それってどうなの?』と不満の声が挙がっているのです」

 4月5日からは5連敗を喫し、9試合を消化時点で3勝6敗という体たらくでした。

 しかし、この数字が「吉兆」だと前述のデスクは指摘するのです。

「実は巨人が9試合を終えて6敗以上を喫したのは、2012年に2勝7敗だった時以来、11年ぶりなんです。その年は就任1年目の栗山英樹監督率いる日本ハムとの日本シリーズに勝利し、日本一に輝いています。巨人が開幕9試合までに5連敗したことは過去4度あるんですが、その全てでリーグ優勝を果たしたというデータもある。むしろ今の状況は『吉兆』とも言えるんですよ」

 思えば昨季は両リーグ最速で20勝に到達しながらも、5月以降はまさかの大失速。最終的に5年ぶりのBクラスとなる4位に甘んじて、原監督が率いる中では初めてCS出場を逃すなど、屈辱にまみれたシーズンになりました。

 それを考えれば、開幕直後にチームの問題点を洗い出し、膿を出すということは長いペナントレースで必ずしもマイナスの要素にはならないわけです。

「巨人ファンは全試合に勝利しないと満足できないかもしれませんが、現場からしたら、そう簡単にはいかない。夏場までは勝率5割をキープし、余力を残した段階で8月以降、一気に貯金を重ねていくという戦い方もある。そういう意味ではエース・菅野やセットアッパーの中川らが戻ってきてからが、本当の戦いになるでしょうね」(前述のデスク)

 今はただ我慢の中、一戦一戦しっかりと戦うのみ。地に足をつけ、まずは借金返済を目指していきたいものです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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