「赤」のユニフォームは上位進出への近道? CLベスト4の顔ぶれから見えた興味深い傾向

2018年4月13日(金)21時6分 サッカーキング

CL準決勝に進出した3チームの共通点とは… [写真]=Getty Images

写真を拡大

 今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で準決勝に駒を進めた4チームの顔ぶれを見てみると、とある共通点があることに気づく。バイエルン、リヴァプール、ローマ…4チームのうち3チームまでが「赤」、もしくは「赤系」のユニフォームを着たチームであるという事実だ。単なる偶然なのか、あるいは何らかの法則性があるのか。過去の大会をさかのぼると、興味深い傾向が浮かび上がった。

■チャンピオンズリーグ歴代ベスト4進出チーム
93−94シーズン:ミラン、モナコ、バルセロナ、ポルト
94−95シーズン:バイエルン、アヤックス、ミラン、パリ・サンジェルマン、
95−96シーズン:アヤックス、ユヴェントス、ナント、パナシナイコス
96−97シーズン:アヤックス、マンチェスター・U、ドルトムント、ユヴェントス
97−98シーズン:モナコ、レアル・マドリード、ドルトムント、ユヴェントス
98−99シーズン:マンチェスター・U、バイエルン、ユヴェントス、ディナモ・キエフ
99−00シーズン:バイエルン、レアル・マドリード、バレンシア、バルセロナ
00−01シーズン:バイエルン、レアル・マドリード、リーズ、バレンシア
01−02シーズン:レヴァークーゼン、マンチェスター・U、バルセロナ、レアル・マドリード
02−03シーズン:ミラン、レアル・マドリード、ユヴェントス、インテル
03−04シーズン:モナコ、チェルシー、ポルト、デポルティーボ
04−05シーズン:ミラン、PSV、リヴァプール、チェルシー
05−06シーズン:アーセナル、ミラン、ビジャレアル、バルセロナ
06−07シーズン:リヴァプール、マンチェスター・U、ミラン、チェルシー
07−08シーズン:リヴァプール、マンチェスター・U、チェルシー、バルセロナ
08−09シーズン:マンチェスター・U、アーセナル、バルセロナ、チェルシー
09−10シーズン:バイエルン、インテル、バルセロナ、リヨン
10−11シーズン:マンチェスター・U、シャルケ、レアル・マドリード、バルセロナ
11−12シーズン:バイエルン、レアル・マドリード、チェルシー、バルセロナ
12−13シーズン:バイエルン、ドルトムント、バルセロナ、レアル・マドリード
13−14シーズン:バイエルン、アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード、チェルシー
14−15シーズン:バイエルン、バルセロナ、ユヴェントス、レアル・マドリード
15−16シーズン:アトレティコ・マドリード、バイエルン、マンチェスター・C、レアル・マドリード
16−17シーズン:アトレティコ・マドリード、モナコ、レアル・マドリード、ユヴェントス
17−18シーズン:ローマ、バイエルン、リヴァプール、レアル・マドリード

 大会名がチャンピオンズリーグに変更された1993−94シーズン以降、準決勝に進出したのは述べ100チーム。そのうち「赤」を基調としたユニフォームのチームは、半数に迫る「42」にも及んだ。今回はカウントしなかったが、「エンジ」と青がチームカラーのバルセロナも含むと、その総数は「53」まで跳ね上がる。さらに、この25年間で「赤」のチームがベスト4に入らなかったことは一度もない。単なる統計に過ぎないとしても、顕著な数字であることは間違いない。

 2008年のイギリス・ダラム大学の発表によれば、「赤」を身につけることで、心理的にポジティブな効果がもたらされ、他の色を身につけるよりもパフォーマンスが向上するという研究結果も出ている。もともとサッカー界には、相対的に「赤」をチームカラーとするクラブが多く、この統計は確率論でしかない。それでも、大会の上位進出チームを占う上で一つの指標になるかもしれない。

サッカーキング

「ユニフォーム」をもっと詳しく

「ユニフォーム」のニュース

「ユニフォーム」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ