コリン・マクレーWRC戴冠25周年記念イベントが7月に開催へ。エバンス親子の参加が決定

2022年4月14日(木)18時40分 AUTOSPORT web

 故コリン・マクレーのWRC世界ラリー選手権チャンピオン獲得25周年を祝うイベントが今年7月、スコットランドで開催されることが決まり、同イベントにエルフィン・エバンスが参加することが明らかになった。


『マクレー・ラリー・チャレンジ』を題するこのイベントは7月2〜3日、スコットランドのノックヒル・サーキットで開催されるもの。元スバルのラリードライバーで、39歳にして事故でこの世を去ったマクレーの戴冠は1995年。本来であれば2020年に行われる計画だったが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で延期されていた。


 そうしたなかで迎えた2022年、マクレーの家族とスコットランドのトラックは今夏、その計画を実行に移すつもりだ。


 イギリスのラリーファンにとって、このイベントに過去2シーズンのWRCでタイトル争いを繰り広げ、2年連続でランキング2位となったエバンスを迎えることは喜ばしいことだろう。それも彼が1990年代に英国選手権とWRCの両方でマクレーと対戦した彼の父、グウィンダフ・エバンスを連れてくるのだからなおさらだ。


 TOYOTA GAZOO Racing WRTのスタードライバーは、「マクレー・ラリー・チャレンジに参加できることに興奮している。ファンの皆にも合うことができるし、なによりコリンのタイトル獲得を祝うことができるのは素晴らしいことだ」と語った。


「(1995年の)ラリーGBでのコリンはとても印象に残っていて、子供の頃の思い出のひとつだ。(マクレー・ラリー・チャレンジは)特別なイベントになるだろう」


 エバンスは同イベントで、WRCで活躍してきたトヨタ車の一部をドライブする予定だ。彼の父グウィンダフは、自身が約20年前にドライブしていたフォード・エスコートRS1800とMG ZRのステアリングを握る。


 また、オリンピックの自転車競技で6度の金メダリストとなったクリス・ホイも同イベントに出席し、家族とともにマクレーの成功を祝い、彼の青春時代のヒーローを偲ぶ予定だ。


 コリンの父であるジミー・マクレーは、「ついに計画が実現できることになり、それは素晴らしいことだ」と述べた。


「ここ数年COID-19のせいで本当に複雑な事態となっていたが、スチュアート(・グレイ/ノックヒルのイベントディレクター)とノックヒルの皆が、イベントを実現させるために懸命に働いてくれた」


「多くのドライバーとマシンが年代を越えて世界中からやってくるため、(イベントは)素晴らしいものになるだろう」

スバル・インプレッサ555(コリン・マクレー/デレック・リンガー組) 1995年WRC第8戦RACラリー
エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第2戦スウェーデン

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