開幕から不振に苦しむ阪神・佐藤輝明 虎の“レジェンド”OBは「まだ打撃フォームに迷いがある」と指摘

2023年4月14日(金)17時50分 ココカラネクスト

阪神は好調を維持。佐藤もこの波に乗って復調といきたいところだ。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 4月13日、18年ぶりのセ・リーグ制覇を狙う阪神は巨人との「伝統の一戦」に臨み、4−1で勝利した。これで阪神はヤクルトと並んで同率首位に浮上した。

 開幕から11試合を終え、7勝3敗1分と開幕ダッシュに成功した岡田阪神のここまでの戦いぶりを、虎のレジェンドはどう見ているのか。阪神OBでプロ通算349本塁打のレジェンド、掛布雅之氏が自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で阪神について言及した。

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 チームの好調を支えているのは、投手陣。13日の巨人戦では巨人打線に12安打を許すも、要所を抑える粘りの投球で、1失点に封じた。今季から虎の「新守護神」を任されている湯浅京己について掛布氏は、「開幕戦はアップアップだったけど、結果的に抑えた。WBCの経験とかすべて含めて、去年よりもワンランクアップした湯浅がシーズンを通して投げていけると思う。開幕のセーブが全てだった」と話した。WBCの影響もあってか、先月31日に行われたDeNAとの開幕戦では、満塁のピンチを展開。しかし、後続の打者をしっかりと打ち取り、何とか無失点で試合を締めた。絶体絶命のピンチを抑え、掴みとった1セーブが大きかったようだ。

 掛布氏は打線についても言及。4番を務める大山悠輔については、「打席の中で4番としての落ち着きを感じる。ボールを見極めてカウントを作ったり、状況判断の中で早く勝負を仕掛けたりとか、打席の中でのリズムというのが今年はいい」と高評価した。また、「1本ホームランが出れば、ポンポンと出ると思う」とも話し、今シーズン1号に期待した。

 一方、ここまで打率・147、本塁打0と低迷している佐藤輝明については、「相手チームが2年間の色々なデータを駆使したピッチングをしている」と相手投手陣が弱点を突いてきていることを話し、「確実性を上げたいのか、自分の特徴であるホームランの数を増やしたいのか、自分の打撃フォームに対して、こうやって1年間バッティングをするという答えが見えていないような感じがする。グリップの位置を変えたり、足を上げたり、すり足にしたり、色々なことを試している」と、打撃フォームに迷いがあるとの見解を示した。13日の巨人戦ではスタメンを外れたが、佐藤は本来の調子を取り戻すことができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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