昨年は日本勢最上位、首位に立った経験も 渋野日向子の過去4年の戦績は?【シェブロン選手権見どころ】

2024年4月16日(火)15時0分 ALBA Net

単独トップとなった当時の渋野日向子(写真は2022年大会)(撮影:GettyImages)

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今週はいよいよ海外女子メジャーの「シェブロン選手権」が行われる。前身の「ANAインスピレーション」から今年で5回目の出場となる渋野日向子の戦歴をチェック。今回は2020年大会から4年間の成績を振り返る。


■2020年大会 コロナ禍により秋開催に 最終日後半で失速(トータル2オーバー・51位タイ)
初日を「70」、2日目を「75」で回った渋野は2020年4試合目にして初めて予選通過。3日目を6バーディ・1ボギーの「67」でラウンドし、前年11月に優勝した「エリエールレディスオープン」の最終日以来の60台をマーク。これまでの不振を払拭する会心のラウンドとなった。

しかし、最終日の後半は6つスコアを落とし大失速。「78」でホールアウトし、トータル2オーバー・51位タイで競技を終えた。この結果に渋野も「後半6つ落としてしまって4日間の集大成にしては情けない。9ホールだけで3日間のゴルフを台無しにしてしまった」と反省の言葉を並べた。

■2021年大会 1打届かず、決勝進出ならず(予選落ち)
初日は2バーディ・2ボギーの「72」と、納得の内容でイーブンパー。2日目はトータル2オーバーの「74」で予選通過に1打届かなかった。両日もとフェアウェイキープは14ホール中12ホールと高い数字を残したが、グリーンを狙うショットに苦戦した。

スイング改造中だった渋野は、ピンの奥に突っ込むシーンが何度も見られた。それでも、「すごく前進できた」と復活への意欲を見せた。

■2022年大会 スイング改造後、初の優勝争い(トータル10アンダー・4位タイ)
大会前週の「JTBCクラシック」ではツアーワーストスコアとなる「80」を打った渋野だったが、初日を「69」で10位タイと好発進。2日目は7バーディ・1ボギーの「66」。この日ベストスコアをマークし、トータル9アンダーで2020年12月の「全米女子オープン」以来の単独トップに立った。

しかし、首位からスタートした3日目は「77」と苦戦し、21位まで後退。我慢を重ねるラウンドとなったが、最終日に爆発。7バーディ・1ボギーの「66」とスコアを6つ伸ばしてトータル10アンダーでホールアウト。トップ5入りを果たした。

20年のオフからスイング改造に取り組んできた渋野は、「自分がこれまでやってきたことを信じて試行錯誤してやりました。スコアにも現れると、やってきてよかったなと思います」と安どの表情を浮かべた。3日目に崩れ、優勝こそ逃したが、3度目のミッションヒルズで確かな成長を感じるメジャー初戦となった。

■2023年大会 手首にテーピングを巻いて迎えたメジャー初戦 日本勢最上位の結果(トータル1オーバー・28位タイ)
前週の「ロッテ選手権」で左手首を故障して迎えた2023年メジャー初戦。この年からコースが変更となった。第1ラウンドは午後組でスタートしたが、大会は雷雲接近の影響で約1時間中断。再開後、薄暗いなか初日のラウンドを「72」で終えた。開幕前のプロアマを欠場し、前日の練習ラウンドではグリーン周りだけのプレーと、ショットに関しては“ぶっつけ”に近かったと明かした。

強い雨と雷が続いた影響で、スタートが2時間遅れた第2ラウンドではアプローチが冴え、「72」と49位タイで決勝進出。トップと8打差で、ギリギリ逆転圏内につけた。3日目は、1つ伸ばし、「71」でホールアウト。トータル1アンダー・29位タイと、決勝ラウンドへ進んだ日本勢5人のなかでトップに立った。しかし、最終日にスコアを伸ばせず28位タイの結果となった。日本勢最上位フィニッシュとなったが、「痛いところがあると、そこをかばって違うところに力が入る。負の連鎖が起きてしまう」と、万全ではない状態でのメジャー初戦となった。

そして2024年。自身初戦となった「ホンダLPGAタイランド」は予選カットの大会。続く中国大会から4戦連続で予選落ち。その4戦目となった「T-モバイル・マッチプレー」ではストロークプレーの2日目で敗退となったが、ティショットは安定感が光っていた。「また前向きに頑張ります」と今季メジャー初戦に向けて意気込んだ。


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