筒香 復帰決め手は「ベイスターズで優勝したい」 帰国に葛藤も...南場オーナーの言葉に「心動かされ」

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　DeNAに復帰した筒香嘉智内野手（32）の入団会見が18日、横浜スタジアムで行われた。

　異例の公開会見。スタンドが無料開放され、雨の中ファンが集結した。過去、試合映像のダイジェストに始まり、応援団による応援歌が演奏される粋な演出の中、スーツ姿で登場した。

　大声援に照れ笑いを浮かべ「お集まりいただき、本当に感謝しています。また、この横浜スタジアムで、野球ができる喜びをかみしめています」と感謝した。

　応援歌の出迎えに「正直、かなり鳥肌たっています。本当にありがとうございます！」「本当に素晴らしい、応援歌ですし。僕自身も大好きな応援歌。久々に聞けて、興奮しています」と笑顔を見せた。

　復帰の決断について「僕は常に野球をうまくなる方っていうのが頭の中にある。うまくなる方で選択してきたつもりです。サンフランシスコ・ジャイアンツを退団になり、どうなるかわからない状況が続きました。正直、日本に復帰するというモチベーションがいまひとつ上がらなかったのは事実であります。毎日練習している時間の中で、考えていく中で、やはりベイスターズで優勝したい。優勝するという思いが僕の中で今、日本でプレーするモチベーションになりました」と述べた。

　さらに、球団の熱意について「アメリカに2020年から行った時から毎年、僕の心を動かされるような言葉を南場オーナーにかけていただいた。感謝していますし、その南場オーナーが目標に掲げている横浜での優勝というものに向かって一緒のピースとして精いっぱい頑張りたいと思います」と南場智子オーナーからの声かけも決め手となったと明かした。

　球団は16日に筒香の獲得を発表。「つつごう」の語呂に合わせ午後2時25分に発表されたことが大きな話題となった。

　3年契約で、2年目までは年俸3億円、3年目は変動する。5年ぶりの古巣復帰で背番号は当時同様「25」。

　米5年目の今季はジャイアンツとマイナー契約し、招待選手としてメジャーキャンプに参加。3月13日にマイナー降格し、同21日に退団した。米球界からのオファーも待ったが日本球界復帰を決断し、9日に帰国していた。

　チームはオースティンが右太腿裏の肉離れで離脱。左翼手の佐野が一塁へ回っているが、筒香は一塁か外野で起用される見込み。