“強竜”が帰ってきた! 中日・鉄壁投手陣が零封リレーで2連勝 9年ぶりにセ10勝一番乗り

2024年4月18日(木)5時45分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 中日2−0ヤクルト(2024年4月17日 バンテリンD)

 “強竜”が帰ってきた。中日が今季4度目の零封リレーで2連勝。15年4月14日以来9年ぶりにリーグ10勝一番乗りを果たした。前年最下位球団のセ最速10勝は02年阪神以来22年ぶり。立浪監督は「リリーフも含めて投手全体がよく頑張ってくれている」と称えた。

 上昇気流の要因の一つが、鉄壁の投手陣。まずは先発・涌井だ。制球に苦しみながらも5回無失点。これで開幕から3試合計17回1/3を連続無失点とし、立浪監督も「勝ちを付けてあげたかったが、よく粘って投げてくれた」と評価した。

 救援陣も起用に応えた。6、7回を斎藤、清水がゼロを重ね、8回を託された松山は気迫全開。先頭・西川に死球を与えたが、続くオスナをフォークで遊ゴロ併殺。最後は塩見を二ゴロに仕留めた。

 雪辱のマウンドだった。3月29日ヤクルトとの開幕戦では1点リードの8回に登板し、味方の拙守が絡み5失点で逆転負け。第2戦も1点リードの8回に救援したが、オスナに同点打を浴び引き分けた。「これが今の自分の実力です…」と弱音をこぼしたこともあったが、借りを返した。

 最後は守護神マルティネスが3者凡退。この日登板した5投手のうち松山を除く4投手が防御率0・00の盤石ぶり。勝ち継投の勝野を温存して、12試合連続2失点以下とし、10年9月の球団記録に並んだ。首位堅守で、前回辰年だった12年以来12年ぶりとなる「4月貯金6」の快進撃。立浪監督は「一つ一つ勝ちを積み重ねていけるように」と言葉に力を込めた。(湯澤 涼)

 ○…中日が15年以来9年ぶり19度目のセ10勝一番乗りを果たした。過去18度のシーズン最終順位を見ると、優勝が74、99年の2度、2位が7度、3位が5度、5位が4度となっており、3位以上が合計14度。Aクラス入りの確率は78%になるが、今季はどうか。

 ○…4月3日の巨人戦から続く連続試合2失点以下を12まで伸ばし、10年9月にマークした球団最長に並んだ。

スポーツニッポン

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