【五輪最終予選】U―23代表、引退発表の長谷部に感謝&超えたい思い 昨年ドイツ遠征時に激励受ける

2024年4月18日(木)1時18分 スポーツニッポン

 パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU—23アジア杯カタール大会に出場中のU—23日本代表はU—23中国代表戦勝利から一夜明けた17日、ドーハ市内で調整した。この日、元日本代表主将でドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠(40)が今季限りでの現役引退を表明。パリ五輪世代の選手たちは偉大な先輩を追い抜くと誓った。

 昨年3月、大岩ジャパンがドイツ遠征の際に長谷部が激励に訪れてくれた。当時の遠征に参加し、現在は同じドイツでプレーしているMF佐藤恵允(22=ブレーメン)は「長谷部さんは長年、日本をけん引してきた素晴らしい選手。励ましに来てくださった時も、人間的にも偉大なんだという印象だった」と振り返る。

 MF山本理仁(22=シントトロイデン)は「僕らが小学生時代から見てたヒーロー。憧れの選手。そういう選手が引退するのは寂しい」と語った。

 そのうえで、長谷部誠という存在を超えなければならない使命感を口にした。佐藤は「次は自分たちの世代がそういう選手になっていかないと。日本サッカーの進歩のためにも必要だと思う」と話し、山本は「超えていかないといけない。今まで日本サッカーを盛り上げてくれて、高いレベルまで持ってきてくれたことを感謝しつつ、超えることを目指していかないといけない」。まずは五輪世代の最大の目標であるパリ切符を獲得し、一歩ずつ近づいていく。

スポーツニッポン

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