阪神・森下 「2点の壁」撃破弾 「動きやすい」オールドスタイル効果で打撃急上昇 セ・トップタイ4号

2024年4月20日(土)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神7−0中日(2024年4月19日 甲子園)

 若き主砲が「2点の壁」に一振りで穴を開けた。阪神・森下が2点優勢の3回1死、左翼席へリーグトップタイの4号ソロ。10日の広島戦(甲子園)以来、8試合ぶりの豪快なアーチで、7日ヤクルト戦(神宮)から続いた連続2得点以下の貧打を球団ワーストタイの10戦連続で止めた。

 「(2—0から)次の1点が大切になる展開だった。先制点を取れて、次の1点も取れたので、最終的に7点も取れたと思う」

 7回には“痛烈”な左前打を放った。カウント2—1からの4球目、内角150キロをフルスイングした打球が左足首付近を直撃。激痛に表情はゆがみ、一時試合がストップするほどのダメージを負いながらも、続く5球目の同じ直球を砕いた。

 「うまく切り替えた。多少(内角に)ヤマを張りながら打てたのがよかった」。4戦連続安打で、開幕から1割台に沈んだ打率はようやく・231に。16日巨人戦からの甲子園4試合に限れば、計14打数7安打、打率・500。急上昇のきっかけは「足」にある。

 森下は14日中日戦(バンテリンドーム)の試合前練習から、黒のストッキングを出す「オールドスタイル」を試している。「特に意味はないですよ」と笑うが「単純に足に重みがないので動きやすい」と効果も感じている。143試合の長丁場を戦い抜くべく、ほんの数グラムの負担すら減らす——。2年目とは思えぬ向上心が、勝利への快打につながる。

 「またいい流れが吹いてきたと思う」

 昨季、何度も見た打線のつながりが戻った。今季、自身が打点を挙げれば3連勝。本塁打ならプロ通算12勝2敗だ。上昇気流の中心には、確かに背番号1がいる。(八木 勇磨)

スポーツニッポン

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