大分が雨中の激闘を制する 延長11回に川谷がサヨナラ打「拓孝のために打ちたいと思っていた」

2024年4月22日(月)8時0分 スポーツニッポン

 ◇春季高校野球九州大会1回戦 大分2ー1北陵(延長11回タイブレーク)(2024年4月21日 佐賀・県立森林公園)

 大分が延長11回タイブレークの末、2—1で北陵(佐賀)にサヨナラ勝ちした。4番の川谷諒暉外野手(3年)が右越えにサヨナラ適時打を放った。残りの3試合は降雨中止。22日は20日に継続試合になっていた神村学園—大牟田など3試合が行われる。

 回を追うごとに雨が強まった激戦にケリをつけたのは4番・川谷だった。延長11回2死一、三塁で高めに浮いた変化球を右越えに運ぶサヨナラ適時打。2年生エース左腕、木村拓孝(ひろたか)が先発で11回1失点。146球の好投に応える一打に「拓孝のために打ちたいと思っていた」と胸を張った。

 オリックス、ヤクルトで39試合に登板し、昨秋から指揮を執る岩崎久則監督のもと、チームカラーの粘り強さが光った。0—0でタイブレークに突入した10回に先制されたが、押し出しで同点。11回は2死満塁のピンチを無失点でしのいで歓喜を迎えた。

 川谷は「打って勝つチームではない。粘って粘って守り勝つ野球を」と次戦へ向け力強く言った。

 (杉浦 友樹)

スポーツニッポン

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