レアル・マドリードを支える“12番目”の存在…2戦連発のアセンシオ「この現状を楽しめている」

2023年4月23日(日)12時19分 サッカーキング

1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献したアセンシオ [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第30節が22日に行われ、レアル・マドリードがセルタを2−0で下した。試合後、レアル・マドリードのクラブ公式HPが同試合で1ゴール1アシストの活躍を見せたスペイン代表MFマルコ・アセンシオのコメントを伝えている。

 試合は42分、スペイン代表MFダニ・セバージョスからのスルーパスで左サイドを抜け出したブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがマイナス方向へ折り返すと、スペースへ走り込んできたアセンシオが得意の左足でゴールネットを揺らす。48分にはアセンシオの放った右コーナーキックからブラジル代表DFエデル・ミリトンがヘディングシュートを叩き込んだ。試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードがラ・リーガ2連勝、公式戦では4連勝を飾り、未だ今節を消化していない首位バルセロナとの勝ち点差を「8」まで縮めた。

 この試合の全得点に絡む活躍を見せたアセンシオは、これでラ・リーガ2試合連続ゴールを記録。公式戦通算では11ゴールを記録したこととなり、これは今季のレアル・マドリードにおけるチーム5番目の得点数だ。試合後、アセンシオは「今はチャンスを貰えていて非常に幸せだ。この現状を楽しめている。継続的にピッチに立てることが僕の自信となっているんだ。ピッチ上での日々の努力、そしてマドリーのファンがくれた愛情のおかげで私は幸せだし、これを継続していきたいね」と喜びを露わにした。

 また、アセンシオはカルロ・アンチェロッティ監督への信頼も強調。「監督は僕に自信を与えてくれ、僕も自分で掴んだ出場時間を最大限に活かせていると思う。ピッチに立つのが楽しいから、この調子でいきたいね。物事が上手く進んでいるのは喜ばしいことだよ」と笑顔を見せただけでなく、アンチェロッティ監督から求められている自身の“役割”にも言及している。

「監督が僕ら選手たちに求めているのは、ピッチ上でダイナミズムを発揮すること、そしてポジションを変えることだ。僕はライン間でボールを受けるのが好きで、そこで最も力を発揮することができる。フェデ(フェデリコ・バルベルデ)、僕、そして右サイドバック、今日で言えばナチョ(・フェルナンデス)。この3名で上手くポジションを入れ替えることで、相手の判断を迷わせることができている。それがチームの機動力を高め、スペースを有効活用するのに役立っているんだ」

 レアル・マドリードとアセンシオの現行契約は今季限りで満了を迎える予定となっているが、現時点で新契約は締結されていない。レアル・マドリードとの契約延長を含めて去就が取り沙汰される中、スペインメディア『マルカ』は同試合でのアセンシオの活躍を「最高の“12番目”の選手」と表現。今季のレアル・マドリードはフランス代表FWカリム・ベンゼマ、ヴィニシウス、ブラジル代表FWロドリゴまたはバルベルデの前線3枚でのスタートが“重要な試合”でのメイン布陣となってはいるが、与えられた役割の中で結果を残しているアセンシオを最大限評価している。その上で、「クラブからの要求は明確だ」と、アセンシオ自身が現在の役割を受け入れられるのであれば、契約延長に向けた動きは加速していくとの見方を示した。

 アセンシオ自身も今季のレアル・マドリードでの役割を不服とは思っていなさそうだ。「ピッチ上での活躍をファンが認めてくれており、僕は誇らしい気分だよ」と発した後、ファン・サポーターへの感謝とクラブへの愛着を明かしている。

「僕が苦しい時、いつも力を与えてくれたのはマドリディスタのみんなだった。日常生活の中でもSNS上でも、常に応援のメッセージをくれたからね。彼らは僕がこのクラブをどう思っているのかを知っているはずだ。このような形で評価されることが僕の心の支えとなり、今のようなパフォーマンスを続けることができている」


【ゴール動画】アセンシオの1ゴール1アシスト

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