フォーミュラEのCEO、ファンを自宅で安全に楽しませるには「しばらくは無観客レースしかない」

2020年4月24日(金)12時50分 AUTOSPORT web

 フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグは、たとえ無観客レースになったとしても早期にレースやスポーツが再開されることで、人々に自宅にいるよう促すことができ、結果としてパンデミックとの戦いの助けになるだろうと述べている。


 新型コロナウイルスの蔓延から数カ月が経つが、今も多くの国でロックダウンが行われている。いつパンデミックが収束し、普通の生活が戻ってくるか見通しが立っていない状況だ。


 アガグは無観客イベントはスポーツ業界がすぐにでも前進できる方法だと信じている。それにより人々を楽しませながら自主隔離を強化する役に立つからだ。


「私は無観客でなければならないと思っているのだが、たとえ無観客イベントでも、家にいる人々にとっては楽しみが必要だ」とアガグは火曜日にメディアに語った。


「もし人々にサッカーやモータースポーツ、それに家にいる理由を与えれば、彼らは家でより楽しく過ごせるだろう。何も与えられず、楽しみがないとすると、自主隔離を守らない人がでてくる危険性が高くなる」


 2020年シーズンのF1開幕戦となるかもしれないオーストリアGPやイギリスGPの主催者は、F1との商業契約次第では、無観客でレースを開催してもかまわないと語っている。


 しかしすべての主催者がその意見に賛同しているわけではない。オランダGPの代表であるヤン・ラマースは、断固としてザントフォールトでの無観客レースに反対している。


 それでもアガグは、無人の会場でレースをすることがスポーツ業界を立ち上がらせるための短期的な一番の解決法であり、一方でファンを自宅で安全に過ごさせることができると主張している。


「私は将来的にはスポーツが無観客で行われることがあってほしくない。それは悲しい未来だ。しかし短期的にはこれが唯一の方法であり、しばらくはこの方法しかないと思う」


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