SS1でクラッシュのロバンペラ「進入スピードが高すぎた」/WRC第3戦クロアチア デイ1後コメント

2021年4月24日(土)14時17分 AUTOSPORT web

 4月23日、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアの競技がスタート。初日のデイ1はSS1〜8が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がトヨタ勢を従え僅差でトップに立っている。そんなクロアチア・ラリーのデイ1を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。


■Mスポーツ・フォードWRT


●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合7番手


「今日は僕たちにとって良い1日だった。(開幕戦)モンテカルロでの自分と比べると今日の自分に好転が見られてとてもうれしい」


「新しいペースノートシステムでは、もう少しタイムを出すことができるだろう。ステージの情報が少ないことには慣れてきている。でも今でははっきりと道筋が見えており、それはとても有望だよ」


「まだあちこちでタイムを失っているが、今は十数秒ではなく、数秒を見ている。だから大きな進歩だ。僕はステージでの時間を本当に楽しんだよ。今夜はまださらに作業がある。明日にはさらに改善していることを期待している」

ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)


●エイドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合6番手


「ここでのステージで、このマシンを走らせるのは本当に楽しかった。すでにトップ5のステージタイムを2度出していることがうれしいよ! それは今週末に向けた僕の目標のひとつだったんだ。初日にそれを達成できたのは素晴らしいことだ」


「ステージはとても難しかった。辿るべき微妙なラインが1本しかなく、すこしでも早すぎたりワイドになると、ダートに一直線だ。そのような小さなミスを何度かしてしまったけれど、そうしたラインを何本か目にしたから僕だけではなかったようだね!」


「今日はある区間から次の区間へ進むたびに大きな改善を果たすことができた。明日も同じようにできることを期待している。正直なところ、このマシンをこうしたクレイジーなステージで走らせるのは素晴らしいよ。集中を続けていく必要がある。でもまた明日も走ることが待ちきれないんだ!」

エイドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)


■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT


●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位


「今日の走りにはとても満足しているよ。誰にとっても大変なステージだった。午前中、カッレ(・ロバンペラ)がコースアウトしたので、僕たちの目標は有利な出走順を活かして差を広げることだった。まさにそうすることができたよ」


「午後にもその差を維持したかった。もちろんリードを広げることはいつもの目標だけれど、あるところでは苦戦した。最初に道路に出ると、多くの砂利があってトラクションがないセクションがあり、スピンしてしまったんだ。1日で6秒くらい失ったかもしれない」


「でもランチタイムのサービス以降、全体のリードをわずかに広げることができたから、そのことを喜ばずにはいられないね。明日は誰もがプッシュを続けるだろう。ステージは難しいものだが、気に入っている。首位に留まれるよう願っているよ」

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)


●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合4番手


「1日のなかで改善していくことができた。それが今日もっとも重要なことだった。間違いなく、とても厳しいイベントだ。だからマシンのなかで落ち着きを感じることが重要だと感じた」


「正直、そのような気分ではいられなかったが、午後には一歩一歩、正しい方向性を見つけていくことができた。全体的に僕たちは大きく離されているわけではないから、まだ何が起きても不思議ではないよ」


「どこで改善できるか、その場所は分かっている。さらに冷静でいられる方法を見つける必要があるだけだ」

オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)


●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合5番手


「このラリーのスタートは非常に難しいものだった。僕たちにとって久しぶりのWRCでのターマックイベントだったんだ。ある場所では状況が良くなっているのを感じたが、他の場所では苦戦した」


「イベント前のテストは完全に違うタイプの道路で行われたんだ。幅が広く、高速でグリップがあった。だから基準が同じではなかった。これもすべて学びのプロセスだね」


「改善を図るために、明日やるつもりのアイデアがいくつかある。主にディファレンシャルの面でね。それがうまくいくか様子を見ていこう。このラリーにはまだ多くのステージが残っているからね」

クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)


■TOYOTA GAZOO Racing WRT


●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合2番手


「今朝は難しいスタートになったが、その後挽回することができたので満足している。最初のステージでは、カッレがコースオフしたコーナーと同じ場所で、僕も危ない目に遭いかけたよ」


「驚いたことに、そのコーナーは他よりもさらに滑りやすく、コーナリングラインがワイドに膨らみ、不運にもタイヤがホイールのリムから外れタイムを失ってしまった」


「また、今朝はラリー前のテストで試していなかったセットアップで走ったが、あまり満足することができず、その後サービスで経験のあるセットアップに戻したところ、すぐにフィーリングが好転したんだ。午後は調子が良く、首位戦いに参加できたので、明日もこの勢いを保ち続けたいと思う」

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)


●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合3番手


「完璧なラリー初日ではありませんでしたが、全体的には順調な1日だったと思う」


「午前中のステージは非常に難しくコンディションも変わりやすかったが、とても良かったと思うよ。午後も悪くはなかったけれど、どのステージも数秒ずつ遅れ、とくに午後好調だったセブ(セバスチャン・オジエ)と比べると差がついてしまった」


「とはいえ全体的にクルマの調子は良く、明日に向けていくつか改善策を考えているし、もちろん明日も戦い続けるつもりだ」

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)


●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/リタイア


「今日の1本目は非常にトリッキーで滑りやすく、アンダーステアが出やすいステージだった」


「ステージ終盤のダウンヒル区間でも攻め続けていたのだが、高速の右コーナーがとても滑りやすく、少し進入スピードが高すぎたこともあり、タイヤのグリップを失ってコースを外れ、大きなクラッシュを喫してしまった」


「私とヨンネ(・ハルットゥネン/コドライバー)が無事だったのは不幸中の幸いだったけど、チームに対しては本当に申し訳なく思っている。コースオフは自分のミスによるものだし、今後のためにこの経験から学ばなくてはならない」

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)

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