【柔道】パリ五輪代表・素根 5月GSカザフスタン出場へ 左膝負傷も増地監督「損傷はなかった」

2024年4月24日(水)19時5分 スポーツニッポン

 柔道女子日本代表の増地克之監督(53)らが24日、香港で行われたアジア選手権を終えて羽田空港に帰国。準々決勝で負傷し、途中棄権した女子78キロ超級でパリ五輪代表の素根輝(23=パーク24)について言及した。左膝を痛めたと明らかにし「(23日に)帰国してすぐに診察して、特に半月板とかの損傷はなかった」と1週間程度で痛みが引く見込みだという。

 技を仕掛けた際に膝を痛め、その後の敗者復活戦も出場しなかった。増地監督は「顔をしかめて、ダメだっていうような表情だった」と明かした。軽傷だったことについては「本人は『抜ける感じがした』と話していた。すぐにアイシングをして普通に歩けていた。大事に至らなくて良かった」と安心した様子で語った。

 日本国内では代表に内定している21年東京五輪女王だが、パリ五輪予選ランキングでは大会前時点で20位。出場が決定している立場とは言えず、今後に不安を残す状況となっている。増地監督は「本人もアジア(大会)でポイントをとって五輪出場を確実にしたかったと思う」と素根を思いやった。

 アジア大会での戦いぶりについては「少し硬さは見られた。もう少し試合をさせてやりたかった。徐々に調子が上がってくるように見えたが、残念」と悔しそうに話した。素根の意志で5月10日から開催されるグランドスラム・カザフスタン大会に予定通り出場する。「本人には回復に努めて、準備させたい」と復活へ期待を込めた。

スポーツニッポン

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