今週は野球ファン垂涎の「プレミアムフライデー」!?朝に大谷翔平、夜に佐々木朗希が登板予定

2023年4月25日(火)13時1分 ココカラネクスト

今週の金曜日は、佐々木(左)と大谷(右)のピッチングを1日で見られるかもしれない(C)Getty Images

 東北が育んだ2大モンスターが、よりスケールアップした投球を続けている。エンゼルス・大谷翔平と、ロッテ・佐々木朗希。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの優勝に大きく貢献した両右腕が、これまで以上の投球内容で打者を圧倒している。

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 大谷は21日(日本時間22日)のロイヤルズ戦で、7回2安打無失点、11三振の投球で3勝目を挙げた。両リーグトップの防御率は0・64。開幕5試合で20イニング以上を投げて、被打率・092はメジャー史上最高という驚きの数字を並べてみせた。

 その前日となった日本時間21日にソフトバンク打線をねじ伏せたのが佐々木。7回3安打無失点、8三振で3勝目を挙げた。これで開幕から20イニング連続無失点で、防御率は0・00のまま。NPBで開幕からの無失点イニング記録は、1939年の高橋敏(阪急)の38回1/3で、100年近く前の数字にどこまで迫れるのかも注目される。

 2人そろって3勝ずつ。日米でリーグは大きく異なるが、2人の数字を並べて比較すると、ともに異次元のスタッツとなっていることがよく分かる。

◆投球回  大谷28    佐々木20
◆防御率  大谷0・64  佐々木0・00
◆奪三振  大谷38    佐々木30
◆奪三振率 大谷12・21 佐々木13・50
◆被打率  大谷・092  佐々木・081
◆WHIP 大谷0・82  佐々木・0・40

 WBCでチームメートとなるまでは、対面したこともなかったという2人。7学年年上の大谷が歩み寄る形で、大会期間中には仲睦まじく交流する様子をみせていた。

 1次ラウンドのチェコ戦で佐々木が勝利投手となった試合後には、インスタグラムにツーショットの写真をアップ。「まあまあやるやん」という大谷の愛を感じさせるイジりが大きな反響を呼んだ。

 海を隔ててうなりを上げる2大モンスター。大谷の次回登板予定は、中5日となる27日(日本時間28日午前5時)の本拠地アナハイムでのアスレチックス戦と公表された。一方の佐々木も、中6日で日本時間28日午後6時開始の敵地・京セラドームでのオリックス戦に先発予定だ。

 佐々木の調整に狂いさえ出なければ、日本時間の同日に2大モンスターが共演することになる。早朝に海の向こうから大谷のうらしい報せが届き、夜には佐々木の剛球に酔う。そんな贅沢な「プレミアムフライデー」が待っているかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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